2016年3月17日木曜日

米FOMC後も出来高低調

おはようございます。
関東は晴れ渡る青空で暖かい朝を迎えています。

注目されていた米FOMC後の政策発表では現在の金利水準を据え置き、その後の会見で景気見通しを下方修正し、年内利上げも今まで年4回としていたものを年2回に修正。当面の利上げ先送りとなりました。米株式はこれを好感し声明発表後に上昇。また原油価格の上昇も後押しとなった模様でNYダウは前日比74.23ドル高の17325.76ドル。ただドル円は金利見通しが下方修正されたこともあり円高ドル安の動きで112円台。債券は追加利上げペースが緩やかなものになるとの見方から概ね利回りが低下。米10年国債利回りは1.91%に低下しています。

イエレンFRB議長は会見で「国際情勢によるリスクを考慮すれば政策金利を据え置くのが賢明」と語りました。昨年末ゼロ金利解除し出口戦略に向けた勢いはいったんブレーキがかかった印象です。


【NY金 日足】
米利上げ見送り、金利見通しを下方修正したことから素直に買われた様子です。米長期金利も低下していますので妥当な動きと見られますが、問題は果たしてこれ以上に金利が低下していくのかどうか。ドル建ては下値支えもある一方で相場としては一旦楔が入ったものと考えられます。どうしても前回高値を意識される展開が予想されますので、上値追いは慎重に。予想レンジは1260~1190ドルと変わらず。


【東京金 日足】
大きく切り返しを見せましたが、まだ売り方、買い方の次の手が出づらいようで出来高は低調。下値も上値もやや抵抗がありしばし持ち合う可能性も。予想レンジ4560~4400円。


【東京白金 日足】
 「金」同様に下げから反発。「金」は一旦売り指示ラインを下回り楔が入ったかたちですが、「白金」は2月後半同様にギリギリ崩れる手前で踏ん張ったかたち。下値は浅いと判断していますが、力強い動きでは正直ない様子です。株式市場と同様商品市場全体の出来高が低調で勢いが戻る時間はみないといけないかもしれません。方針は買い維持で考えています。予想レンジは3630~3470円と変わらず。


【東京ドバイ原油 日足】
 OPEC加盟国と非加盟国の会合が4月17日に開催され、イランもその会合に参加する用意があるとの報道で増産凍結への合意に期待が強まったようです。WTIでは直近高値39.02ドル(3/11)を時間外で抜いており堅調となっていますが、他商品同様出来高の盛り上がりに欠け勢いはまだ見られないようです。ただ下値は切り返し上値取りを期待。予想レンジは29500~26000円。


【東京とうもろこし 日足】
 緩やかに上昇してきています。ただシカゴの上伸を誘う天候要因もまだなく月末の作付け意向調査で現在の作付け拡大予想が覆すようなことにもならない限り上値は限られると判断しています。






今週末3/19(土)に毎月おこなっている弊社外務員によるセミナーがあります。私は今回事情により参加できないのですが、ご都合よければぜひご参加ください。


セミナー名  岡地の相場セミナー in 東京(特別編)
      ズバリ、相場はどっちだ?「相場のことはこいつらに聞け!」
日時      2016年3月19日(土)13:00~16:00 
場所     岡地株式会社7F (東京都中央区)
内容      第1部 「プラティ二の相場観」 岡地株式会社外務員 田栗満氏
        第2部 「CX-Cafe 先物」 岡地株式会社外務員 石塚行雄氏
 定員     50名 (参加費無料、先着順)※要事前予約






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