本日21日、東証の大引けは日経平均株価の終値が3日続落となり、前日比278円38銭安の 42610円17銭で取引を終えています。米市場でナスダックが大幅に続落したこともあり、半導体関連のハイテク株中心に利益確定売りで下押しされたようです。今晩から開催されるカンザスシティ連銀主催のシンポジウム「ジャクソンホール会合」において、米パウエルFRB議長が米金融政策についてどのような姿勢を打ち出すか注目されており、日本株は持ち高調整の動きが進んだようですが、下値は支えられ堅調な様相が続いています。
米FRBは「物価の安定」と「雇用の最大化」の2つの目的のために金融政策を運営しています。昨日の7月開催分のFOMC議事録では「インフレが雇用のリスクを上回っているとの認識」が確認されましたが、7月FOMC後の8/1に発表された米7月雇用統計では6月分にも遡って非農業部門雇用者数が大幅に下方修正されて、労働市場の成長鈍化が示されました。この発表を受けて9月FOMCでの利下げ観測が市場で強まったわけですが、14日発表の米7月生産者物価指数(PPI)では大幅なインフレ上昇が示され、パウエル議長がこれまで伝えていた「トランプ関税による不確実性」の影響が懸念されています。この2つの経済指標が示した「インフレ」と「雇用」について、米パウエルFRB議長はどのように今後のFRBの方針を示すのか?今日現在市場では9月FOMCでの利下げ予想は81.1%(FEDウォッチ)。
【FEDウォッチ金利見通し】
【ドル円 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】本日21日のOSE金標準先物6月限終値は前日比83円高の15973円と反発。NY金が14日の米PPI発表で米早期利下げ観測が後退し4日続落していましたが、安値拾いの動きから前日比29.8ドル高の3388.5ドルと5日ぶりに反発。ジャクソンホール会合を控え様子見ムードのなか下値は支えられています。ドル円の動きも膠着状態が続いており、円建ての金価格も膠着状態。明日22日の米パウエルFRB議長の講演が注目されおり、今晩も膠着か…。
【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】 本日21日のOSE白金標準先物6月限は前日比107円高の5874円と4日ぶりの反発。「金」同様に昨晩のNYドル建て価格が反発。FRBの金融政策の方針について、ジャクソンホール会合で手がかりを探るべく様子見ムードが続いています。
8月30日に日本取引所グループ主催のInvestor & Trader EXPO 先物・オプション36周年記念イベントが開催され、弊社も協賛・ブース出展します。
セミナー 今後の予定
9/20(土)(東京)講師:エミン・ユルマズ
10/18(土)岡地セミナー(東京)
講師:決定済 公開までお待ちください
過去開催の相場セミナー
(動画視聴をご希望の方は岡地メール会員にお申込みください)
【2025年】
8/2(東京) 講師:藤代宏一
7/26(東京) 講師:YEN蔵
6/28(東京) 講師:水上紀行
5/17(東京) 講師:江守哲
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
お電話でのご相談は 0120-988-528
備考欄に「切り札をさがせ」とコメントを添えてお申込みください