2016年8月15日月曜日

相場にお盆休みなし



こんにちは。
今朝、通勤されている方は少なく、世間ではまだ盆休み期間。

先週末、米小売売上高、卸売物価指数は予想を下回る内容となり、利上げ先送り観測から円買いが進み円高ドル安。ただ相場は限定的な動きとなり、8/18の米7月FOMC議事録、8/26に開かれる金融・経済シンポジウム「ジャクソンホール」に相場の関心は移っている様子。

【今週の予定】
8月15日(月) <国内>
終戦記念日
4-6月期GDP【速報値】(8:50)
<海外>
米8月NY連銀製造業景気指数(21:30)
米8月NAHB住宅市場指数(23:00)
米6月対米証券投資(16日 5:00)
8月16日(火) <国内>
7月首都圏マンション販売(13:00)
<海外>
独8月ZEW景況感指数(18:00)
米7月消費者物価指数【CPI】(21:30)
米7月住宅着工件数(21:30)
米7月建設許可件数(21:30)
米7月鉱工業生産(22:15)
8月17日(水) <国内>
7月訪日外客数(16:00)
7月日本製半導体製造装置BBレシオ
<海外>
FOMC議事録(18日 3:00)
8月18日(木) <国内>
7月貿易収支(8:50)
5年国債入札
<海外>
米新規失業保険申請件数(21:30)
米8月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(21:30)
米7月CB景気先行総合指数(23:00)
米5年インフレ連動国債入札
8月19日(金) <国内>
6月全産業活動指数(13:30)




CFTC建玉明細 2016/8/9現在】

ロング
ショート
  ネット
総取組高
CMEドル円
86,719
37,888
48,831
167,011
NY
356,471
70,024
286,447
575,399
NY
122,165
31,101
91,064
210,647
NY白金
65,259
9,310
55,949
80,645
NYパラジウム
22,727
6,961
15,766
30,272
NY原油
562,028
303,778
258,250
1,829,979
シカゴコーン
351,872
346,460
5,412
1,360,945
シカゴ大豆
244,234
74,187
170,047
674,104


あまり前週と大きく変化しているものはありませんでした。しいて言えば、円高ドル安が進み若干円買いドル売りポジションが増加しています。また「コーン」はさらに買い越しを解消しつつあります。



【NY金 週足】
 雇用統計を受けてから利上げ観測を後押しする材料は出ず、逆に労働生産性や小売売上高などを見ると雇用増加が消費に回る構図になっていないことが露呈されてきています。週末に7/6高値1377.5ドルを超えられずにいることから二番天井との声もありますが、相場はまだ上昇過程のなか。ただ勢い続かなければ深押しを警戒。今週の予想レンジは1400~1300ドル。


【東京金 日足】
4週下げが続き、5週目。日足でも週足でも買いの流れにはまだならずに下げがどこまでかと見極めるところ。国内市場では一般投資家の買い姿勢が強まってきており取組高も増加傾向。下がるほど買い姿勢は強まる傾向です。一目均衡表の雲は今週4420~4284円にあり、余程の材料が出ぬ限りはこのレンジ内か・・・。現在レンジ付近に位置しており方向感が定まらない1週間になりそう。予想レンジは4430~4310円。


【東京白金 週足】
南ア電力会社エスコムのスト突入は仲裁により回避され、南ア電力供給問題は事なきを得ましたが、鉱山会社と組合側の賃金交渉はまだ終了したわけではありません。投機資金が入り取組高が増加しているNY白金市場はまだまだ揺さぶられる可能性は大と考えています。国内では今週一般の当限玉が処分され、残存されているのは安値因果玉へと変化します。予想レンジは3850~3550円。


【東京ドバイ原油 週足】
 異常なペースでの取組高増加。中心線29500円をクリアすれば上昇に弾みが。予想レンジは31400~27500円。


【東京ゴム 週足】
逆ザヤは解消されないままですが、期先への影響は軽妙か・・・。


【東京とうもろこし 週足】



【米農務省需給報告】
8/1現在
2016/17年度
2015/16年度
発表日
8/12
7/12
8/12
7/12
作付面積
94.1
94.1
88.0
88.0
収穫面積
86.6
86.6
80.7
80.7
イールド
175.1
168.0
168.4.
168.4
期初在庫
1,706
1,701
1,731
1,731
生産高
15,153
14,540
13,601
13,601
輸入
50
40
65
60
総供給
16,909
16,281
15,397
15,392
飼料・その他
5,675
5,500
5,200
5,250
食品・種子・工業
6,650
6,650
6,567
6,592
エタノール・副産物
5,275
5,275
5,200
5,225
国内消費
12,325
12,150
11,767
11,792
輸出
2,175
2,050
1,925
1,900
総消費
14,500
14,200
13,692
13,692
期末在庫
2,409
2,081
1,706
1,701
在庫率
16.6
14.7
12.5
12.4
農家手取価格
285-345
310-370
355-365
360-370


週末の米農務省需給報告では一部で予想されていた通り、単収が大幅に上方修正され175.1bus。これにより生産高が151億5300万busとなり数字的には大豊作。在庫率も15%を超えて手取り価格も3ドル割れの見通しが出てきました。では相場は・・・。

週末の値動きを見る限りは、すでに投機筋には織り込み済みとなっている様子で反応は薄い動きでした。ただ織り込み済みで反発へというにはあまりに大きい豊作予想のため、反発するにしても相当量売り込まれなければ反発は難しいのではと考えます。一旦相場の下げの勢いも弱まっていますので戻りを待って(日柄経過を見て)、チャンスを考えたいと思います。



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