2013年10月8日火曜日

各国中銀の損失53兆円??

10月7日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は、自身が金価格について理解していないと告白している。他国の中央銀行幹部らも注意を払っていたなら、金準備拡大を取りやめていたかもしれない。金相場が過去最高値に達した2011年以降、金準備の価値は累計で5450億ドル(約53兆円)失われている。




バーナンキ議長は7月に米上院銀行委員会で、「誰も金価格についてあまりよく理解していないし、私も理解しているように振る舞うつもりはない」と語った。同議長はハーバード大学とマサチューセッツ工科大(MIT)で経済学の学位を取得しており、大恐慌以降で最大の金融危機の時期も含めてFRBを率いている。



業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によれば、各国・地域の中央銀行は今年、最大350トン、約150億ドル相当の金準備を積み増す見通し。12年の購入量は535トンと、1964年以降で最高に達した。最も購入量が多いのはロシアで、金相場が過去最高値の1オンス当たり1921.15ドルに達した2011年9月以降、20%積み増している。金相場はこれ以降、31%下落した。中央銀行の金準備はこれまでに採掘された金の18%に相当する。



中銀による購入が続く一方、投資家の間では価値の保存手段としての金への信頼感が低下した。ブルームバーグが集計したデータによると、上場取引型金融商品(ETP)を通じて保有されている金の価値は今年に入って604億ドル(43%)落ち込み、資産家のヘッジファンド運用者、ジョン・ポールソン氏は損失を抱えた。このほか、資産家で投資家のジョージ・ソロス氏は今年、最大の金連動型ETPの持ち分を売却。産金会社による評価損の計上は少なくとも総額260億ドルに上った。



コモンファンド・グループ(コネティカット州)で投資担当チーフストラテジスト兼チーフエコノミストとして約250億ドル相当の資産運用に携わるマイケル・ストラウス氏は、「中銀幹部は概して、売却すべき時に購入し、購入すべき時に売却している」と指摘。「金は難しい市場になるだろうし、金価格は時に需給要因より感情によって動く。中銀幹部は金取引が苦手だ」と述べた。



原題:Gold Befuddles Bernanke as Central Banks’ Losses at $545Billion(抜粋)



記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Nicholas Larkin nlarkin1@bloomberg.net;ニューヨーク Debarati Roy droy5@bloomberg.net



記事についてのエディターへの問い合わせ先:Claudia Carpenter ccarpenter2@bloomberg.net



ひとまず乗せてみる

おはようございます。

NY株は手詰まりとなっている米与野党協議の状況をみて、一ヶ月ぶりの安値。
NYダウは終値 14936.24(-136.34)ドル、NASDAQは終値 3770.38 (-37.37)。

NY金は15.2ドル高の終値 1325.1ドルでしたが、今だレンジ内の動き。

11日発表予定だったUSDAは見送りとなりました。7日のシカゴではコーン・大豆の
スプレッドを手仕舞う動きが出ているようです。
特にコーンは前回のCFTC建玉明細でファンド玉が10万枚を越える売り越しとなって
おり、売りのポジションが膨らんでいます。政府機関閉鎖により、手掛かりが掴めない
のでは市場から一時撤退という動きも当然と言えるのではないでしょうか。

本日から、米企業の第二四半期の決算発表が相次いできます。
市場を動意づかせる要因となってくれるかどうか・・・・。

今日は、朝からコーンの乗せをお奨めしていく方針です。
26,000円辺りは因果玉も控えていることが考えられますので、出来れば「乗せ」は
25,000円まで。あとは状況を見ながら考えていけばいいのではないでしょうか。

8:50現在 
ドル円 96.64円
金 1322.30ドル +5円換算
白金 1399.40ドル +5円換算
BRENT原油 109.61ドル +110円換算
コーン期近 +170円換算
大豆期近 -250円換算