2016年1月22日金曜日

原油価格に光明の兆し

 おはようございます。
関東は明日、降雪が予想されており朝も引き続き厳しい寒さです。

ECB理事会では今回政策金利据え置きでしたが、 先月にはQE延長と預金金利のマイナス幅拡大を決めており、次回以降の政策について注目を集めていました。市場の期待どおりドラギ総裁会見では次回3月での政策再検討との考えを表明し、追加緩和期待から市場は好感しています。

またもうひとつの懸念材料である「原油」では昨晩米エネルギー情報局(EIA)から発表された統計では前日米石油協会(API)からの統計と同様に大幅増加となり前週比397万9000バレルの増加となりました。


【NY金 日足】
 1100ドル水準を維持。緩やかな上昇基調のなかにあり、1113ドル越えが待たれます。1115~1085ドルレンジとなりますが、上抜けの大きな動きに期待。


【東京金 日足】
 2日連続の陽線となるか。やや上値を切り下げた持ち合いが続いています。上昇基調に転じるにはもう一段の切り上げが必要と思われます。4160~4060円のレンジですが、ボラの高まりで相場の流れが一転する可能性は十分あると考えます。


【東京白金 日足】
 まだ下落基調のなか。原油価格の反発により切り返しを期待したいところですが、もう一段の上昇がないと基調が変わりません。3200~3000円レンジは変わりませんが、まずは3200円回復を見てからでしょうか・・・。


【東京ドバイ原油 日足】
 世界の各投資銀行からの強気見通しが見られるようになってきています。今週に入りWTIで年初175万枚まで増加していた取組高が170万枚を下回ってきています。おそらくショートカバーによるものと考えられますが、30ドル回復でまだ一服状態。32ドル回復すると自律反発でも40ドル程度までの切り返しは可能性もありますし、ある投資銀行では今年中盤から年末にかけては65ドルという声も出てきています。
この原油価格の基調転換が大きな鍵となるだけに細かく注視していかなければいけません。 もう一段上げで基調転換になるかも・・・。


【東京とうもろこし 日足】
シカゴでは底入れしたかどうか・・・。南米アルゼンチンではやや乾燥天候が続いているようでそのあたりも気がかり。ただ焦点は来年度の作付けに移りつつあり、目先ファンドの買戻しの動きが出るかもしれません。
国内は依然として取組・出来高が少ないのが難点・・・。




今月1月30日(土)に岡地セミナーin東京を開催いたしますが、来月2月20日(土)にも弊社外務員による小規模セミナーも実施いたします。ご検討よろしくお願いいたします。