2021年10月28日木曜日

金 原油安でインフレ観測弱まると同時に長期金利低下で材料交錯

 おはようございます。

米株式はまちまち。NYダウは利益確定売りに押され反落しましたが、ハイテク株は好決算で堅調となりナスダックはしっかり。NYダウは前日比266.19ドル安の35490.69ドル。ナスダックは前日比0.123ポイント高の15235.838、S&P500は前日比23.11ポイント安の4551.68。米長期金利は10年債利回りは1.550%に低下した一方、短期の2年債利回りは0.503%に上昇。今晩米7-9月期GDP速報値の発表を控えますが、新型コロナ変異株の感染拡大やサプライチェーン混乱の影響で回復ペースが大幅に鈍化するとみられています。米長短金利差(10年:2年)は9/21以来一か月ぶりの水準に縮小。景気が減速する中で金融政策が正常化に向かう見方が米長短金利の動きにあらわれています。 原油価格が下落したことも長期金利の下げに影響を与えているとみられます。

 

【金標準先物 日足】

アジア時間から欧州時間にかけてコモディティー価格の下落を受けて新興国通貨、資源国通貨が下落したことにより一時リスクオフのドル買い円買いが進みましたが、米長期金利の低下にもつながり金は再び買い直された動きとなりました。NY金12月限は前日比5.4ドル高の1798.8ドルのセツルメント。高値はアジア時間の1801.0ドル(15:37)と欧米時間では精彩を欠いています。米週間原油在庫が前週比430万バレルの積み増しとなり原油価格が反落しインフレ圧力が弱まる一方で長期金利も連動した低下となり金価格は小幅な動きとなったようで、昨晩の国内円建て価格はドル円の動きに沿ったかたち。目先は今晩のECB、来週3日のFOMCでテーパリング縮小開始時期を探ることになります。

 

【白金標準先物 日足】

3700円台を割り込み調整入りの様相。昨日夕方には白金価格の下落から南アランドが下落。産出国通貨安とのスパイラル。ドル建てでは目安の1000ドルが近づき失望売りと押し目買いが交錯しているとみられます。今晩の米GDP発表で景気回復のペースが注目されます。減速感が強まると3600円割れも視野に入るかもしれません。

 

 

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