2021年10月22日金曜日

金 米10年物長期金利1.7%超え 

 おはようございます。

昨晩は経済指標などの大きなイベントはありませんでしたが、債券市場で大きく金利が上昇しています。タカ派的な米国、英国に追随するようにユーロ圏長期金利も上昇し、全体の債券利回り上昇に繋がったようです。欧州でも原油価格の高騰でインフレ懸念が高まっておりブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)が2014年以来の水準まで上昇。米10年物の名目金利から実質金利を引いた期待インフレ値も2.58と今年の最大値まで上昇。米10年国債利回りは1.696%で一時1.7%を超え、インフレ懸念、利上げ観測が強まっています。ただ石炭価格への中国政府介入や米国暖冬予報などをきっかけに5営業日続伸してきた原油価格に利益確定売りの動きも出て、株価には影響が軽妙でした。NYダウは前日比6.26ドル安の35603.08ドル、ナスダックは前日比94.022ポイント高の15215.700、S&P500は一時最高値更新、前日比13.59ポイント高の4549.78で全体的には堅調さを維持しています。また昨日発表のFRB統計でFRBの保有資産は8兆5000億ドルを超えて最大値。昨日NYダウも一時最高値を更新しており緩和相場の極み。


【金標準先物 週足】


米長期金利上昇にもかかわらずドル建て価格も堅調さを維持し高値圏での動き。米長期金利は来年2022年で2回の利上げを織り込む水準にまで達していますが、金市場では現在インフレ懸念での上昇気配が強い動きのようです。また中国恒大集団のデフォルト懸念も無視できず中国市場の動きも警戒されます。また昨日発表された先週末10/15時点の国内取組内訳をみると個人投資家カテゴリーのポジションが売り越しになっている一方で海外投資家カテゴリーが買い越しに転じています。個人の一般投資家たちが今回の上昇で因果玉となっていた買い玉を整理している一方で、海外投資家(主に海外ファンド)が買い進んでいる構図となっているようです。

 

【白金標準先物 週足】

今週は3850~3820の狭いコアレンジでの動き。買戻しもある程度一巡したとみられ追随買いが出てきていない結果、高止まりしていると思われます。供給制約によりコモディティ市場でのインフレ懸念が強まっていますが、世界の自動車メーカー全体的に自動車生産の減産が続いている以上、目に見える需要増加はまだ先の話か…。

 

 

 

 

 

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