20日の米株式は米減税法案を巡る不透明感が相場の重しとなり反落。連日相場が上昇してきたこともあり利益確定売りに押された様子。NYダウが前日比114.83ドル安の42677.24ドル、ナスダックが前日比72.748ポイント安の19142.714,S&P500は前日比23.14ポイント安の5940.46。米格付け会社ムーディーズ・レーティングスが16日、過去10年間の政府債務増大と利払い増加を理由に米国の信用格付けを最上級(AAA)から引き下げたことも、投資家心理を不安させる要因であり、またドル円では米国のトランプ氏の意向を盛り込んだ大規模な減税法案が米議会を通過する方向にあり、連邦財政赤字見通しからドルが弱気ムード。
さらに今朝にはイスラエルがイランの核施設への攻撃を準備しているとの報道を受けてリスク回避の円買いが優勢となり、1ドル=143円台中盤と2週間ぶりの水準まで買われました。債券は下落し、株式は方向感に欠ける展開となりました。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】本日のOSE金標準先物4月限は前日比399円高の15420円で取引を終えました。終値で陽転換値15416円を超え、新値足は陽転。20日のNY金6月限セツルメントは51.1ドル高の3284.6ドルと2日大きく続伸し、今日のアジア時間でイスラエルによるイランの核施設への攻撃準備報道を受けて3300ドルを超える上昇となっています。米国債格下げの要因となっている米国政府の財政不安によってドルが弱含んできていることに加え、昨晩にはEUが新たにロシアに対する制裁を発表しました。先におこなわれた米トランプ大統領と露プーチン大統領との電話会談では、ロシアに対する制裁の警告もなく欧州各国から失望の声が上がっていました。新たな制裁を加えることにより、ウクライナでの停戦の可能性は低くなり、「金」市場では再び地政学リスクが意識されています。目先、高値をうかがう展開になるとみられます。
【NY白金 日足】
セミナー 今後の予定
6/28 岡地セミナー(東京)
講師:水上紀行
過去開催の相場セミナー
(動画視聴をご希望の方は「岡地メール会員」にお申込みください)
【2025年】
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
お電話でのご相談は 0120-988-528
備考欄に「切り札をさがせ」とコメントを添えてお申込みください