2023年3月10日金曜日

金 米利上げ観測やや後退?雇用統計前

 おはようございます。

米株式は金融株が重しとなり続落。米利上げ再加速への警戒が強まるなか、朝方発表された新規失業保険申請件数が予想を上回り増加していたことを受けて、警戒感が後退し米長期金利は低下。また米再就職支援会社チャレンジャー・グレイ&クリスマスが発表した米企業人員削減数が1~2月で18万人を超え同期間では2009年以来の水準となったことも好感し、株式市場では投資家心理が改善され序盤は強含みの展開。しかし金融グループの大規模増資や傘下企業の廃業の発表で大手銀行や地銀などの金融株が全面安となったことが投資家心理を冷やし終盤にかけては売り優勢の展開となりました。NYダウは前日比543.54ドル安の32254.86ドル、ナスダックは前日比237.650ポイント安の11338.354、S&P500は前日比73.69ポイント安の3918.32。
本日の米2月雇用統計では非農業部門雇用者数が前月の51.7万人増から22.3万人増と伸びが減速すると予想されていますが、節目の20万人増を下回ることがなければ労働市場の堅調さが確認されることになり3月FOMCでの50bp利上げの可能性が高まることになるとみられます。ただ米企業人員削減数や8日に発表されている1月雇用動態調査(JOLT)では求人件数が3か月ぶりに前月比でマイナスとなっています。雇用は堅調ながらも12月からの伸びの鈍化が示されると利上げ観測の後退へと投資家心理が向かう可能性もありそうです。

【金標準先物 日足】

<OSE投資部門別建玉内容 金>

NY金4月限は米長期金利低下で反発、前日比16.0ドル高の1834.6ドル。ただドル円は136円を下回り円高ドル安が国内円建て価格の上値を抑え、OSE金標準先物2月限は前日比25円高の7990円(10:52現在)で小高い展開となっています。市場の注目は今晩の米2月雇用統計となるところですが、今日は黒田日銀総裁が最後を迎える日銀金融政策決定会合となります。こちらもあり見極めムード。昨日発表された3/3時点の投資部門別建玉内容では一般玉が8053円(3/3)で売り越し手口となっていることが確認できます。と同時に海外玉が買い進んできていることが確認できます。海外玉は2021年4月以降、ほぼ買いポジションを維持しながら6000円台からの上昇を得ています。長期的なポジションとして学ぶところは多いです。

【白金標準先物 日足】

<OSE投資部門別建玉内容 白金>
NY白金4月限は前日比8.7ドル高の949.3ドル。ほぼ200日移動平均線上に位置しており次の展開を待ちわびている状態か?OSE白金標準先物2月限は前日比7円安の4082円(10:57現在)でこちらも小動きで推移。投資部門別建玉内容では一般買い・法人売りの構図変わらず。ただ白金の場合は傾向として一般逆張り手口が好結果につながっています。昨日の需給レポートからも買いポジションを維持していくところと考えます。

 

 

 

 

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