2021年6月2日水曜日

金 米長期金利上昇でもドル上昇は限定的

おはようございます。

米市場連休明け、昨晩発表された米5月ISM製造業景気指数は61.2と市場予想を上回り、ダウ銘柄が上昇。ただ項目別でみると生産や雇用は悪化の内容。供給網(サプライチェーン)の混乱や労働力不足が確認されインフレ圧力に対する警戒感から債券は売られ長期金利が上昇しています。NYダウは前日比45.86ドル高の34575.31ドル。一方ナスダックは金利上昇を嫌い反落し前日比12.26ポイント安の13736.48。S&P500株価指数は前日比2.07ポイント安の4202.04。米10年国債利回りは1.606%。


【金標準先物 日足】

ドル建てNY8月限は休日の時間外で高値。日本の日中立ち合い終了後の時間につけた1919.2ドル(15:45)が高値となりましたが欧州時間では伸びず。またNY時間に米5月ISM製造業の改善が示されると米長期金利が上昇し売られました。1900ドルを割り込み1894.5ドル(23:51)まで反落しましたが、FRBブレイナード理事が講演で物価と雇用に関する目標には「程遠い」と発言したことで買い戻される動きとなり1900ドルを挟む水準での動きになっています。国内夜間立ち合いでは6665円(23:51)まで売られましたが夜間立ち合い終了は6690円まで戻り、日中立ち合いでは6700円前後の推移。昨日まで5営業日連続で終値の高値を更新し新値足は陽線12本目ですが上げ幅がわずかずつとなっているため日足での陰転換値が近く5/27終値の6673円となります。ただ今の場合MACDがデッドクロスしておらず、まだ6673円を下回っても流れは転換しにくいと考えます。仮にMACDがデッドクロスした後に新値足転換した場合は一時的な調整安の動きを警戒します。

 

【白金標準先物 日足】

米経済指標でNYダウが上昇していますが、白金の上昇はいまだ限定的。サプライチェーンの混乱が自動車生産にも影響を与えており需要増加の勢いは出ていないようです。昨日中国人民銀行が14年ぶりに預金準備率の引き上げをおこないました。国内での外貨流通を減らし、急速な元高を抑制するのが狙いだったようです。人民元は対ドルで下落し、新興国通貨も昨日は対ドルで売られる通貨が多く、続いてきた南アランド高の動きも一服。夜間立ち合いでは安値甥の動きとなりましたが4160円(19:30)で安値がとどまり5/31安値4145円までは届かず。下値は切り上がっていますが、上値も4250円超えを維持できず小康状態。




 

 

 

 

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