2022年10月24日月曜日

金 ドル円151円台で再び介入 米FOMC12月50bpの可能性浮上 

週末にドル円相場が151.94円へ円安ドル高が進みました。ただ週末21日NY市場の朝ある記事が注目されました。WSJ紙にFEDウォッチャーのニック氏が「12月の利上げ幅が50bpになる可能性がある」と寄稿。これがブラックアウト期間に入るFRBがリークしたものでは?との憶測を呼んでいます。9月FOMC前にも利上げ幅75bpの可能性をメディアで指摘した経緯もあり注目人物となっていました。サンフランシスコ連銀のデーリー総裁も利上げ幅縮小の必要性を示唆。これにより4.3%を超える米10年国債利回りも低下し、その後の日本政府・日銀の円買い為替介入により一時146.19円まで円は急騰。円高ドル安の動きとなり米国の利上げペース減速観測が広がりました。米株価は大きく反発しNYダウは前日比748.97ドル高の31082.56ドル、ナスダックは前日比244.871ポイント高の10859.715、S&P500は前日比86.97ポイント高の3752.75とリスクオンの動きが広がっています。
今朝の週明け日本市場でもドル円為替市場では朝方日本政府・日銀による介入とみられる動きがあり一時145.61円までの円高ドル安がありましたが、日中取引終了時には149円台に回復する非常に荒い値動きをみせています。

【金標準先物 日足】

OSE金標準先物8月限終値は前日比92円高の7902円で終了。週末の夜間立ち合いでドル円が151円台まで円安が進んだ際7956円(21日23:01)まで高値を伸ばしましたが、日中では追い付かず。しかし朝、為替介入で円高に振れ7803円(8:45)と前日比7円安のマイナス圏で始まりましたが、寄り付き直後からドル円が回復するドル高円安となり7900円台を取引開始後30分内で7900円を回復しました。為替介入の効果は限定的とみられますが、米利上げ幅ハイペースの観測は後退して米長期金利も低下傾向となりドル建て金価格は買戻しの動きが広がりました。12月FOMCでの金利予想は50bpが49.7%、75bpが46.4%となっています。まだ予想は均衡していますが利上げペースが縮小されるとなると世界的なドル高にブレーキがかかる可能性があります。かといって円高ドル安への転換となるとは市場ではみられていません。前回9/22夜間の円買い介入後もその後の円建て金価格は上昇。週末週明けの円買い介入も最終的には500円/g弱の上昇。日本政府・日銀の円買い介入のその後は上昇するといったアノマリーも生まれそうです。

 

【白金標準先物 日足】

米市場でのドル安の動きを背景に強い動きとなりNY白金中心限月1月限は前日比18.8ドル高の933.9ドル。今朝からのアジア時間帯でもNY白金は時間外で940ドル台まで値を伸ばしました。OSE白金標準先物は日中取引を前日比150円高の4343円で終了となりました。米長期金利低下によるリスクオンムードと重ねて、先週に報道された中国のゼロコロナ政策の緩和も背景にある上昇要因かもしれません。本日は4343円で年初来の終値高値、瞬間高値も4347円と今年3/9につけた高値4310円を優に上回り年初来高値となりました。チャート上次の目標となるのは2021年5月の4447円。その次は同年2/16につけた4524円となります。



 

 

 

 

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