2010年4月22日木曜日

財政悪化

夜間立会いでは日本の格下げが話題にのぼり円安。
その後EU連合が加盟国の2009年度の財政事情を
発表し、あらためてユーロ圏の厳しい財政が確認され
欧州株式相場が下落し、リスク回避の円高へ。

ギリシャ 財政赤字    対GDP比13.6%
      政府累積債務 対GDP比115.1%

ちなみに

日本   財政赤字    対GDP比9.5%(7.8%)
      政府累積債務 対GDP比189.6%

債務額では負けていませんね。
債務の中身の違いでしょうが、いずれ日本も国債の
受け入れ先を海外に求めなければいけなくなるとも
言われています。

今晩はオバマ大統領の演説に注目。

《 東京金 》
総取組高 98222(-191) 出来高 39558
非当業者委託玉は買い越し減少。
ん~、また売りだしてきているのでしょうか。
確かに今ドル建ての動きも先週末の下げ分はまだ
消化されておらず国内は為替の上下での動き。
円高押し目買い方針は変わりません。

《 東京とうもろこし 》
相変わらずのレンジ内の動き。
大豆はガンガン上がっているんですけどね。
産地天候は週明けまで雨模様。
底値百日、信じて買い方針。

ところで金融規制って何を規制するの?

 最近、よく金融規制という言葉が新聞やテレビで言われているけれど、一体どこを?何を?規制するつもりなのか?

 1、どこを?

  (1)、投資銀行部門

  (2)、トレーディング部門

 しかし、各金融機関の両部門の全収入に占める割合は最大になっています。この規制によって、今後の収益に対して不安視する声がでているのも確かである。

 ・ゴールドマンサックス 89%

 ・シティー         31%

 ・バンカメ         31%

 ・JPモルガン       30%

 2、何を?

        デリバティブ取引である

  (1)、CDO「社債や貸出債権(ローン)などから構成される資産を担保として発行される資産担保証券の一種で、証券化商品である。」
      (2)、CDS「債権を直接移転することなく、信用リスクのみを移転することができるデリバティブ取引です。」

 この取引は、相対取引(各金融機関の店頭で売買されている)で取引所を通さない取引であるため、透明性が問題視されている。
 以前から、この部分に関しては問題視されていたが、なぜ金融機関はやめなかったのか?答えは単純で儲かるからです。取引所を通した取引よりも最大で2倍もの手数料が取れるからだそうです。

ゴールドマンの行儀の悪さ

2006年の春に無配に転落した日本航空。にもかかわらず、夏にかけて大型の巨額の増資をやった。それを引き受けたのがゴールドマンとみずほ証券。しかし野村や大和は、業績が悪く内部があまりにも傷んでいて、実質債務超過になっていると。両者はこんな株を投資家に売ることは、背信行為になると断った経緯がある。しかし、ゴールドマンとみずほ証券は売りまくったとか。

22日 入電換算

おはようございます。

NYダウは終値ベースで堅調。
ユーロは再びギリシャの不安要因。

金    -7
銀    +0.1
白金   -15
原油   -630
コーン  +70
大豆   +220
コーヒー +120
粗糖(期近) -300
   (期先) +240
ドル円 93.02
NYダウ 11124.92 +7.86

今日もよろしくお願いします。