2022年2月9日水曜日

金 5営業日続伸

 おはようございます。

米株式は主要3指数揃って上伸。週末の雇用統計の内容を踏まえ、今週発表される米消費者物価指数も物価上昇の上振れが見込まれており、米国当局が金融引き締めに対してより積極的になるとの観測が強まって米長期金利は上昇。株式市場では金融株を中心に買われています。FEDウォッチの3月金利見通しでは25bp引き上げが71.2%、50bp引き上げが28.8%との織り込み具合。6月FOMCでの金利見通しでは25bp×3回の確率が66.2%になっています。12月FOMC時点で25bp×6回の確率が33.0%で一番高く、年末までに0.25%で6回の利上げの計算となります。米大手金融機関のシティやゴールドマンサックスは急激な利上げはないという見通しを出しており25bpの利上げに落ち着くとの見方は根強いですが、3月FOMCへの注目度が高いだけに思惑による相場変動が激しくなってくることが予想されます。昨晩のNYダウは前日比371.65ドル高の35462.78ドル、ナスダックは前日比178.787ポイント高の14194.455、S&P500は前日比37.67ポイント高の4521.54。米長期金利は2年債利回りは1.346%、10年債利回りが1.965%に上昇しています。

【金標準先物 日足】

新値足で6650円を割り込み陰転した1/31以降もレンジ商いからは放れず小さななべ底型から反転してきています。年初来の終値ベース高値が6762円であり、本日これを超える終値となれば再度新値足陽線が立ち陽転してきます。米金利が上昇し利上げ観測が強まっていますが、NY金も1800ドルを維持しつつ1830ドル超えを試すところ。昨年11月以降NY総取組高は50万枚前後が枚数のボトムとなっていることからも現在の509,402枚(2/8)は根雪のイメージで、今後は11月や1月のように投機資金が再び入ってくるかどうか…。ただ円建てはドル金利上昇による日米金利差から円安に振れやすい環境と言え、米1月消費者物価指数発表後の上昇を期待しています。

【白金標準先物 日足】

大阪取引所白金標準も日中のコアレンジ約100円幅での持ち合いが続く中で形式上昨日に新値足で陰転しましたが陽転値は3779円とすぐにでも転換する水準。新興国通貨や南アランドが対ドルで上昇したことも本日の上昇要因ですが、とりわけ国内円建て市場では昨晩夜間立ち合いでも3700円以下の水準は逆張り値ごろ買いが控えていたようです。仏マクロン大統領は露プーチン大統領との会談後「プーチン大統領からウクライナ情勢悪化をこれ以上悪化させないとの保証を得た」としていますが、ロシア側からはそれを肯定しておらず解決への道のりは長くなると見込まれます。NY白金では約1040ドルが200日移動平均線が位置するところであり抜けそうで抜けない動きが続いています。こちらも米CPI後に動きが出るのか?

 

 

 

 

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