2010年8月6日金曜日

米 雇用統計

こんばんは。

先ほど発表の米雇用統計は

失業率  9.5% (市場予想 9.6%)
非農業部門雇用者数 -13.1万人 (-7.0万人)

事前予想を大きく下回る内容です。
発表をうけて市場は大きく動いています。
ユーロ高ドル安、円高、株安債券高、金高。

ユーロドル  1.3250
ドル円    85.22
NYダウ先物  10570
NY金   1209.1
NY原油  81.41

NY市場が開けてどうなりますか・・・ 

米雇用情勢は?

おつかれさまです。

今朝はロシアの穀物輸出禁止が話題でした。
低迷してる国内穀物市場で「小麦があればな~」と
活発な動きをうらやむ方も多いはず・・。
さてこの週末から週明けにかけ、注目は今晩発表の
米雇用統計と10日のFOMCです。
バーナンキFRB議長は追加金融緩和の可能性を
排除しない考えを示しており、動向が注目されます。
雇用統計で改善が明確に見られない場合、
何らかの処置をしてくる可能性があり、低金利の
長期化、デフレ懸念と商品市場にとっては下ブレ
材料となります。

《 東京金 》
総取組高 107790(-556) 出来高 31917
非当業者委託玉はほぼ変わらず。
他商品の動きが活発化してきて、この保ち合いを
嫌い石油や穀物に目が向き始めてきています。
仮にFOMCにおいて追加金融緩和がなされた場合
以前ならば低金利持続は買い材料となりましたが
現況での追加金融緩和は一層のデフレを招くことと
なり、金にとってはいい環境ではありません。
以前は 低金利 → 株高 → 商品高 → 金高 
となりましたが、現在では
低金利 → デフレ → 企業業績悪化 → 商品
需要の低下 → 株安・債券高 というスパイラルに
陥っています。
石油、穀物などが引っ張ってくれなければまだ時間が
かかるかもしれません。
しかし、下値も以前からお伝えしているとおり、投機玉
ポジションは売りが一巡して身軽になっています。
機が熟すのを待ちます。

《 東京とうもろこし 》
ロシアの輸出停止はインパクトがありますが、材料と
してはこれ以上のものはなかなか・・・。
12日にUSDAが控えています。
あまり躍らず冷静にまた買い場を探します。

来週一週間、私は盆休みをいただきます。
16日から出社をいたしますのでよろしくお願いします。

来週の予定

10(火)

白川日銀総裁定例記者会見(15:30)

米3年国債入札340億ドル

米6月卸売在庫(23:00/0.5%)

FOMC誘導金利目標(11日3:15/0.25%)

米ABC消費者信頼感指数(11日6:00)

11(水)

米10年国債入札240億ドル

米MBA住宅ローン申請指数(20:00)

米6月貿易収支(21:30/-427億ドル)

米7月財政収支(12日3:00/-1685億ドル)

12(木)

米30年国債入札160億ドル

米7月輸入物価指数(21:30/前月比0.4%)

米新規失業保険申請件数(20:00)

13(金)
米7月消費者物価指数(21:30/前月比0.2%)

米7月小売売上高(21:30/0.5%)

米8月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(22:55)

米6月企業在庫(23:00/0.3%)

アメリカ減税措置の行方

  アメリカのガイトナー財務長官は4日の講演で、中間選挙の争点である富裕層向けの減税措置について、予定通り終了させる方針を示しました。ガイトナー長官はこの中で「富裕層2%の減税の財源として借り入れを行なえば、およそ60兆円にのぼる財政上の過ちを犯すことになる」と述べ、予定通り年末で減税を打ち切る考えを示しました。

 以前に、当方でもこのブログで指摘したような流れに
               ↓↓
 http://okachi5.blogspot.com/2010/07/blog-post_7556.html