2016年3月30日水曜日

「金」は立ち上がるのか!?

おはようございます。
浅草隅田川沿いの桜も開き始め、朝、晩とお花見をする方で賑わってきました。

 昨日、JPX、TOCOM共催のオプションセミナーに参加してきました。TOCOMは今年9月からJPXとシステムを同じくして現在有名無実となっている「金オプション取引」の内容を一新して新たにスタートさせようとしています。オプション取引については日本の商品市場には馴染みの薄い取引になりますが、世界のコモディティー 市場では活発におこなわれており特に近年のアジア市場での成長には目まぐるしいものがあります。しかしながら国内市場はその流れから出遅れており、そこに一石を投じる試みです。投資家の側にとっても、また我々ブローカー業務を営む側にとっても市場の拡充と言う意味では必要不可欠なものであり、ぜひとも機能的なものとして発展してもらいたいと切に願います。



イースター休暇を経てもなお値動きが閑散としていましたが、昨晩米イエレンFRB議長の講演での「ハト派」的な発言を受けて株式市場には安心感が広がり米株式は続伸。NYダウは前日比97.72ドル高の17633.11ドル。ドル円は112円台後半とやや円高ドル安へ。米長期金利はイエレン議長の発言から債券が買われることにより低下。米10年国債利回りは1.81%と低水準。
ここのところFRB高官からの4月追加利上げの可能性など「タカ派」的な発言が相次いでいたため昨晩のイエレン議長の発言内容は市場にとってインパクトがあったようです。


【NY金 日足】
 大きな切り返しをみせていますが、テクニカル的にはまだ戻り売りの域から脱していません。昨晩のイエレン議長の発言内容は先のFOMC声明内容と重複しており変化はなく、市場としては上値を再度取り出してくる力はまだ生まれてきてはいないと判断します。再び安値域を徘徊する可能性を警戒します。予想レンジは1250~1220ドル。


【東京金 日足】
 先のFOMCで利上げが見送られ昨晩のイエレン議長の「ハト派」的内容は織り込まれていると考えます。むしろ今後追加利上げを匂わす経済指標の変化や要人の発言のほうが市場に与える影響力は強いのではないかと警戒しています。まだ高値を追っていく時間ではないと判断しています。テクニカルで言えば4500円台を維持するようになってから上値を追うかたちになると考えます。予想レンジは4500~4400円。


【東京白金 日足】
こちらも「金」同様な動きですが、「金」とは高値からの押し込まれ方が異なり、あくまで押しを入れた状態であると判断しています。ボラティリティが低下しているため魅力が薄れ取組高回復を待つ時間が必要かもしれませんが、こちらはあくまで買いポジションを維持していく考えです。予想レンジは3570~3460円。


【東京ドバイ原油 日足】
今朝発表の米石油協会(API)の米原油在庫は前週比260万バレル増加の5億3440万バレルと市場予想を下回る増加量でした。4/17の産油国会合にイランは参加を表明していますが、増産凍結の協議には加わらないと見られ、産油国の協調はいまだ難航しています。予想レンジは29000~26000円。


【東京とうもろこし 日足】
 明晩、米作付け意向面積、全米四半期在庫の発表を控えシカゴはファンドのポジション調整の色が強いようです。国内チャートも下値が切り上げてきていますが、勢いはなし。





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