2023年7月28日金曜日

金 日銀長短金利操作(YCC)を柔軟運用

本日の日銀金融政策決定会合において日銀はYCC(イールドカーブコントロール)の運用柔軟化を決定。これまで長期金利の上限を0.5%として金利上昇を抑制してきましたが、0.5%を超える水準も容認。ただ1.0%を超えないよう無制限に国債を買い入れるとして、事実上長期金利上限を0.5%から1.0%に引き上げました。日銀植田総裁は会合終了後の会見で「正常化に向けた動きではない」との見解を述べています。あくまで現状の政策方針は変わらず、0%程度としている長期金利の誘導水準とマイナス0.1%の短期政策金利は据え置き、2%目標の持続的・安定的な実現を見通せる状況には至っていないとして、粘り強く現行の金融緩和を継続する姿勢を明確にしています。ドル円は日中1ドル141.03円から138.06円まで約3円幅で円高円安上下振れましたが、材料出尽くし感からか夕方以降ドル円相場は落ち着きを見せています。今後についてはYCC撤廃、あるいはマイナス金利政策の解除となっていくのか、より物価動向が注目されることとなります。

【金標準先物 日足】

28日週末のOSE金標準先物6月限は前日比169円安の8725円と大幅に下落して取引を終えました。前日夜間の値動きから上下幅は200円幅以上となり、ボラティリティの高い一日となっています。本日一日の出来高は祝日取引のあった5月を除いては、為替の円買い介入がおこなわれた昨年10/24以来の8万枚超え。当面は円高が警戒される面がありますが、昨日の米経済指標では米国経済の好調さもありドル金利も低下しづらく一方的な『円高ドル安』にも振れづらいと思われます。国内では8900~8700円のレンジが意識される展開か…。

【白金標準先物 日足】

円高修正により国内価格は大きく反落。本日28日のOSE白金標準先物6月限は前日比144円安の4179円で取引を終えました。円高への警戒は残りますが、目先一旦材料出尽くし感はあり、コモディティの下支えが試されることになるか…。米追加利上げ観測は決して強くなく年内利上げを予想する見方は多くありません。一部には来年の利下げを指摘する意見も出てきてはいますがFRBが示す通り今後のデータ次第に。4400~4100円レンジが当面意識される展開となりそうです。

 

 

 

 

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2023年7月27日木曜日

金 米FRB利上げ再開

おはようございます。

米FOMCが終了しFRBは政策金利の0.25%引き上げを決定しました。今後の利上げについてはデータを重視し会合毎に決定していくとしています。次会合の9月FOMCでは利上げをする可能性も、しない可能性もあると述べています。米長期金利は声明発表後は一時上昇したもののFOMC終了後のパウエルFRB議長の会見が始まると徐々に低下。利上げの長期化観測が後退する反応となりました。米株式はダウが13連騰。NYダウは前日比82.05ドル高の35520.12、ナスダックは前日比17.27ポイント安の14127.28、S&P500は前日比0.71ポイント安の4566.75と主要3指数はまちまち。為替はFOMC終了後の会見を受けて一時1ドル139円台まで円高が進みましたがアジア時間では1ドル140.30円台まで戻しています。

【金標準先物 日足】

NY金8月限は前日比6.4ドル高の1970.1ドル、12月限は前日比6.7ドル高の2009.5ドル。8月限ではFOMC声明で利上げが発表された直後は1966.0ドル(03:00)まで下落。その後パウエル議長の会見で利上げ長期化観測がやや後退し1979.9ドル(03:44)まで上昇しています。円建て価格では為替で上値安値それぞれ相殺されています。ドル円はFOMC終了後1ドル140.69円(03:31)から139.93円(04:00)での狭いレンジの動き。今回のFOMCで追加利上げの可能性を指摘する声がある一方でまた今回で利上げ打ち止めといった見方もあるようです。ブルームバーグではJPモルガン・チェースの見通しで来年利下げに向かう見通しが示されています。年内には金は2000ドルを突破し来年末の金価格見通しを2175ドルに設定する強気の見方。OSE金標準先物6月限は前日比15円安の8886円で夜間取引を終えています。FOMCは終了したものの、今晩のECB理事会、明日の日銀金融政策決定会合を前に様子見ムードの展開となりそうです。

【白金標準先物 日足】

NY白金10月限は前日比4.6ドル安の972.0ドル。FOMC後のドル安で下値が支えられていますが、上値も限定的の様子。OSE白金標準先物6月限は前日比13円安の4322円で夜間取引を終了。直近4384円(7/20)から4270円(7/21)でのレンジ内におさまっています。中国共産党中央政治局会議での今年下半期の経済政策指針に期待が高まり中国本土、本土外市場において株価も堅調ですが決め手材料難。ただ2020年からの長期トレンドにおいては着実に下値切り上げが続いており下値も限定されているとみられます。


 

 

 

 

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2023年7月26日水曜日

金 中国景気刺激策期待

おはようございます。

米株式は堅調推移。NYダウは12連騰となり前日比26.83ドル高の35438.07ドル。ハイテク企業の決算も注目されナスダックは前日比85.69ポイント高の14144.555、S&P500は前日比12.82ポイント高の4567.46。中国共産党中央政治局会議で不動産セクターの規制を緩和するなど景気刺激策への期待も高まり昨日は中国株が上昇。投資家心理の改善は欧州、NY市場にも影響を与える面もあったと推測されます。ドル円相場は日欧米の金融政策を見極めようと膠着。米FOMC後、政策金利発表は27日03:00、ECB理事会での政策金利発表は27日21:15、日銀金融政策決定会合での政策発表は28日正午前後の予定。

【金標準先物 日足】

NY金8月限は4営業日ぶりの反発で前日比1.5ドル高の1973.4ドル。次に出来高・取組高が集まる12月限は2002.8ドル。明日未明の米政策金利発表、またFOMC後のパウエルFRB議長の会見内容が注目されます。これまで通りの強いタカ派姿勢となればドルが買われることなりNY金の調整安も予想されますが、ハト派寄りの姿勢が確認されればNY金は2000ドルに回復する動きが予想されます。国内OSE金標準先物6月限はボラティリティの低い営業日が続いています。終値ベース高値8934円(7/4)の上抜けを今週末までに試してくると考えていますがFOMC経過で基調に変化が出てくるか?

【白金標準先物 日足】

中国での景気刺激策への期待は白金相場にも大きく影響を与えると思われます。ただ具体的直接的な要因がなく決め手に欠ける状態です。本日4341円を超えて取引を終えることになれば買い方の回転も効いてくる可能性がありそう…。

 

 

 

 

 

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2023年7月25日火曜日

金 株・金は実質金利低下を好感

NYダウは11連騰。昨晩の米株式はNYダウが前日比183.55ドル高の35411.24ドル、ナスダックは前日比26.060ポイント高の14058.865、S&P500は前日比18.30ポイント高の4554.64。米長期金利が落ち着いておりここのところ米実質金利が低下傾向。これも株高に寄与しているとみられます。為替は今週、FOMC、ECB、日銀金融政策決定会合が控えており積極的な動きはない様子。


【金標準先物 日足】

<米実質金利とNY金>
NY金8月限は前日比4.4ドル安の1962.2ドルで3日続落。FOMC前で小動きとなっています。FOMCでは0.25%の利上げが見込まれていますが、FRBの方針がハト派寄りとなれば2000ドルに向けた動きが強まるとみられます。高インフレが維持されている中で長期金利がやや低下してきていることから米実質金利が直近で低下。6月末に1900.6ドルまで下げたドル建てのNY金価格は実質金利低下と共に価格を回復させています。国内では週末に日銀は政策修正なしと報道で伝えられドル円が1ドル141円台へと円安が進み8900円台に押し上げられてきました。終値ベースの最高値8934円(7/4)をトライし突破できるかがポイントとなりそうです。

【白金標準先物 日足】

NY白金は前日比2.7ドル安の969.5ドルで1000ドル回復前で足踏み。24日におこなわれた中国共産党中央政治局会議では「減速する経済を活性化するため、消費を押し上げ、不動産セクターに追加支援を提供する」と最高指導部が表明。本日の中国市場では株価が上昇、人民元高の動きを見せていますが大規模な刺激策はなく、白金市場への反応は今のところ軽妙。遅行線からみると明日4341円(6/20終値)を超えてくる動きを見せると力関係では買い方勢力が強まる可能性もありそうですが、4300円台を維持できるかどうか見極めておきたいところ。チャートは現在上向いていますが、勢いづくには更なる上昇が必要か?

 

 

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