2016年4月14日木曜日

何故いまパナマ文書

おはようございます。
梅雨ではないのですが・・・。日曜日は晴れてもらいたいですね。

ここ最近報道されている『パナマ文書』。各国首脳の関係者の名も挙がっており大きな国際問題に発展する可能性も出てきて市場を揺るがす要因にもなりかねません。この流出には著名投資家が関係しているとの憶測もあるようでますます興味をそそられます。

米株式はJPモルガンチェースなど好調な企業決算を背景に上伸し今年高値を更新。NYダウは前日比187.03ドル高の17908.28ドル。史上最高値18351.36ドル(2015/5/17)まであとわずか。日銀黒田日銀総裁はNYでの講演で追加金融緩和について必要であれば躊躇なく講じると述べ強く意思表明をしています。今月末日銀の追加緩和の可能性も意識されドルの巻き戻しが進み109円台。米10年国債利回りは1.77%に低下。


【NY金 日足】
このまま下がると典型的なヘッド&ショルダー(三尊)。始めの肩が1263.9ドル(2/11)で日柄22日経過して頭1287.8ドル(3/11)、そして日柄同じく22日目で1264.7ドル(4/12)でもう一方の肩ができています。NY株価は史上最高値に迫る上昇が続いています。原油高でリスク選好となっておりファンダメンタルズでも今ひとつ上伸していく材料に欠けています。予想レンジは1258~1220ドル。


【東京金 日足】
 4400円手前で息切れ。未だ3月中の買玉が置いてけぼりの状態。黒田日銀総裁の発言で円安が進み下支えられていますが、ドル建て価格は上値重く、G20後のドル円がどう動きが出るのか。ドル円にも左右されそうです。予想レンジは4320~4260円。


【東京白金 日足】
3500円台まで回復しましたが維持できずまだ不安定の動き。株価は上伸して、NYでは1000ドルの回復を見せていますが、如何せん同じ白金族のパラジウムの動きが良くありません。やはり目先上値は重たいと判断。予想レンジは3520~3390円。


【東京ドバイ原油 日足】
 きれいなチャートです。価格は高値更新となり持ち合いからの抜け出しとも見れますが、今の動きを見ている限り上っ放れといったような動きではありません。時間を掛けて長期間下げてきた分上昇も緩やかな基調になっています。産油国協議も前向きな報道も出てきましたが、イランの協調はなく不透明です。米エネルギー情報局(EIA)発表は前週比660万バレル増の5億3650万バレルで市場予想を大きく上回っていました。予想レンジは29200~27000円。


【東京とうもろこし 日足】
米国の産地天候は極めて良好で作付けの進捗が期待されますが、本日は南米ブラジルの雨不足が囃されて大幅に上伸しています。先月からのCFTC投機筋ポジションの推移をみていると売り越し枚数拡大から買い戻しと短期間の間にポジションバランスが激しく変動しています。ただ国内内部要因からすれば長期的に買い上げていく力はなくやはり売り狙いが妥当とみます。




お電話でのご相談は 0120-988-528 
メールでのご相談は goto@okachi.jp

   セミナー資料やレポートご希望の方は
↓↓  クリック  ↓↓↓
https://secure-link.jp/wf/?c=wf95765611



4月16日(土)にTVにも出演されている「手嶋龍一」氏のセミナーをおこないます。参加費も無料となっておりますので、ぜひご参加ください。