金 イスラエル・レバノン停戦案に合意？

昨晩の米株式はトランプ大統領の閣僚人事を好感して上昇し、ダウは2日連続で史上最高値を更新。NYダウは前日比440.06ドル高の44736.57ドル、ナスダックは前日比51.184ﾎﾟｲﾝﾄ高の19054.835、S＆P500は前日比18.03ﾎﾟｲﾝﾄ高の5987.37。トランプ氏が次期財務長官に充てると発表したのは投資ファンド経営者のスコット・ベッセント氏で、金融業界では長くキャリアを積んでいますが投資銀行上級職を経験しておらず投資家一筋で財務長官に転じるのは初めての人物となります。同氏は規制緩和を志向するほか、トランプ氏に財政赤字の縮小を進言しており、財政赤字の拡大抑制を主張する人物で、高止まりしていた米長期金利が大きく低下しました。

【ドル円　日足】

【NY金12月限　日足】

［NY金総取組高］

【OSE金標準先物　日足】

NY金が大幅下落。NY金12月限は前日比93.7ドル安の2618.5ドルと3％超えの大幅な値下がりとなりました。ウクライナ・ロシアの地政学リスクが後退し、またイスラエルとレバノンが停戦案に合意したと伝えられ昨日アジア時間からの急落となりました。NY金は米大統領選後、急落から急反発と高いボラティリティとなっていますが、この期間中、総取組高は大きく減少したままとなっています。28日が米感謝祭（サンクスギビングデー）を迎え、その後年末クリスマス商戦の時期となりますが、最高値に向かっての追随買いが続かず、利益を確定せざるを得ない投機筋の季節的要因も関係しているかもしれません。国内OSE金標準先物10月限は前日比242円安の13058円で推移（13:11）。今朝方12998円（8:50）の安値まで売られた後、反発していますが力強さに欠ける動き。日足では一時的には達しているものの13459円での陽転換には至っておらず再び下振れ。ただ強弱材料に欠けており方向感は掴みずらい展開で米感謝祭までは時間経過が必要か…？

 

 

 

 

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