おはようございます。
米株式はトランプ大統領がカナダ、メキシコからの輸入品に関税を発動したことで貿易戦争への懸念が高まり続落。関税によるサプライチェーンの混乱やインフレ再燃による景気悪化への不安が強まりました。カナダは報復措置を発表しており貿易戦争の激化が懸念されます。特に業績に打撃が見込まれる自動車株や景気に敏感な金融株が売り込まれています。NYダウが前日比670.25ドル安の42520.99ドル、ナスダックは前日比65.029ポイント安の18285.162、S&P500は前日比71.57ポイント安の5778.15。 ドル円は関税発動による警戒から148円台にドル売り円買いが進んでいましたが、カナダ、メキシコへの関税を巡ってはトランプ大統領が妥協する可能性にも言及したことで一転ドル買いが強まり1ドル149円台後半まで円は下振れしています。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】NY金4月限は前日比19.5ドル高の2920.6ドル。カナダ、メキシコに25%の関税、中国には10%を上乗せする追加関税を発動したことで貿易戦争が深刻化することを警戒した安全資産需要が高まっています。また米経済の先行き不透明感もあり米追加利下げ観測も徐々に強まっており2月に調整を強いられたものの再び買い直されてきているようです。OSE金標準先物2月限は前日比132円高と大きく上昇して夜間取引を終了し、さらにドル円が朝からドル買い円売りが進んだことを背景に前日比166円高の14132円で日中取引をスタートしています。ドルは対主要通貨でドル安が進んでいるものの、ドル円ではドル安水準が限られている様子で、投機筋の膨らんでいるドル売り円買いポジションが巻き戻しているような印象。14522円(2/13)の最高値からの調整安が一巡したとなると、強いトレンドを形成してくる可能性は強まるとみられます。
【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】NY白金4月限は前日比変わらずの971.9ドル。対主要通貨でドル安が進み割安感から下支えされるものの、カナダ、メキシコへの関税措置は自動車産業に多大な影響を与えるため、自動車触媒需要が主な工業用需要である白金、パラジウムなどは需要減退が警戒されています。2016年以降、NY白金1000ドルをコアとした往来相場が続く展開は変わらず…。
セミナー 今後の予定
4/5 岡地セミナー(東京)
講師:池水雄一・大橋ひろこ
過去開催の相場セミナー
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【2025年】
1/25岡地セミナー(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19岡地セミナー(東京) 講師:水上紀行
9/21岡地セミナー(東京) 講師:三次理加
9/7岡地セミナー(東京) 講師:高野やすのり
7/20岡地セミナー(東京) 講師:三世一目山人
7/6岡地セミナー(東京) 講師:YEN蔵
4/6岡地セミナー(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
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