おはようございます。
政府機関閉鎖のため延期されていた米雇用統計の発表があり、11月の非農業部門雇用者数は前月比6万4000人増え市場予想を上回った一方、10月は10万5000人減少し、また8、9月の就業者数が合計で3万3000人下方修正されました。11月の失業率は4.6%と9月の4.4%から上昇し、2021年以来の高水準をつけており、雇用減速への警戒が強まりました。ただ米利下げ観測について1月の利下げ確率を高めるほどの内容ではなく、ドル円などの為替市場に与える影響は限定的でした。金利スワップ市場(FEDウォッチ)が織り込む来年1月会合の利下げ確率は20%程度で、年央までの利下げは100%織り込まれています。来年は0.25ポイントの利下げ2回との市場予想に変わりはなく、これはFOMCメンバーの見通しよりも1回多い予想。
16日の米株式は雇用減速が重荷となり続落。NYダウが前日比302.30ドル安の48114.26ドル、ナスダックは前日比54.049ポイント安の23111.461、S&P500は前日比16.25ポイント安の6800.26でした。
【ドル円 日足】
【NY白金 日足】【OSE白金標準先物 日足】16日のNY白金1月限は前日比59.60ドル高の1875.5ドルで4日続伸。NY白金も12/8から6営業日連続で総取組高が増加しています。11/28に開設された中国の広州先物取引所でも今週に入り白金の上昇が目立ちます。17日本日のOSE白金標準先物10月限は前日比374円高の8765円で4日続伸。今朝は8508円で寄り付いており、朝から300円弱の上昇となっています。
自動車業界ではEUが内燃機エンジンの新車販売禁止を緩和する動きがでてきています。いち早く環境問題に対応してきたEUですが、各国EV車購入の政府補助を縮小したことでEV車への移行が見込みを外れ販売が伸び悩んでいます。欧州大手自動車メーカーは雇用の保護などを目的として、ロビー活動をおこない規制緩和を迫ってきた背景があり、内燃機エンジンへの制限が緩和される方向。自動車触媒需要によって白金価格への影響も指摘されています。「材料は後からついてくる」の典型的なパターン。
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【2025年】
11/1(東京) 講師:三世一目山人(細田哲生)
10/18(東京) 講師:水上紀行
9/20(東京) 講師:エミン・ユルマズ
8/2(東京) 講師:藤代宏一
7/26(東京) 講師:YEN蔵
6/28(東京) 講師:水上紀行
5/17(東京) 講師:江守哲
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
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