11日の米株式は米8月消費者物価指数が概ね予想通りの内容だったことを受けて追加利下げへの期待が高まり、主要3指数そろって過去最高値を更新。また新規失業保険申請件数も前週比で増加し2週連続で悪化していたことも利下げ観測を高めています。米9月FOMCでのFED利下げ予想は100%。そのうち1割弱は0.50%の予想となっています。日本株も米国株高を受けてリスクオン姿勢が強まり、12日本日の日経平均株価は週末3連休を前に前日比395円62銭高の44768円12銭で3日続伸となりました。ドル円相場は日米財務相が「財政・金融政策が為替レートを目標としない」との共同声明を公表したことでドル買い円売りが進み、1ドル147.50円台へとドル高円安水準。
※15日「敬老の日」は国内の祝日取引はありません。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】 【OSE金標準先物 日足】OSE金標準先物8月限は前日比40円高の17471円で日中取引を終了。米取引時間では米CPIを受けて米利下げ観測が強まり、1ドル148円台から147円割れまでドル安円高が進んで円建て金価格を押し下げ、今朝のOSE金標準先物8月限の日中取引寄付きは前日比79円安の17362円とマイナス圏でのスタートでしたが、ドル円が反転しドル高円安が進んで円建て金価格を押し上げました。時間外でドル建て価格も切り返したことにより、OSEでは一時17507円(13:32)をつけ過去最高値を更新しています。3連休前ということもあり一日の出来高は2万枚台と薄商いでしたが、その分値幅が大きくなったとみられます。来週は17日に米9月FOMC、19日に日銀金融政策決定会合を控えて日米金融政策発表が焦点となります。9月米利下げは既定路線となり、年内3回利下げの可能性があるのか?、また日銀の利上げについては展望レポートを公表する月に金融政策を変更する傾向があるため、仮に利上げを実施するとすれば10月にとの見方が強いですが、自民党総裁選も控え、総裁候補者によって金融政策についての思惑が交錯してきます。
今晩は米9月ミシガン大学消費者信頼感指数[速報値]が予定されています(23:00)。市場予想は58.0と前回の58.2から若干低下する見込み。インフレ期待は1年が4.8%と前回並み、5-10年が3.4%と前回の3.5%から小幅に鈍化する見込みになっており、景気の減速懸念が強まればドル売りを誘う要因にもなりそうです。
【NY白金 日足】【OSE白金標準先物 日足】 本日12日のOSE白金標準先物8月限は前日比31円高の6221円で取引を終了。米国株高を受けて銀、パラジウムなどの産業用貴金属も堅調推移。国内白金価格も円安の押し上げもあり7営業日ぶりに終値で6200円台を回復しました。終値ベースでは先限高値が7/23につけた6270円(6月限)であり、この水準を上抜けると相場に動きが出てくる可能性があります。
セミナー 今後の予定
9/20(土)(東京)講師:エミン・ユルマズ
10/18(東京) 講師:水上紀行
過去開催の相場セミナー
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【2025年】
8/2(東京) 講師:藤代宏一
7/26(東京) 講師:YEN蔵
6/28(東京) 講師:水上紀行
5/17(東京) 講師:江守哲
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
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