東京とうもろこし 新値足陰転 三度目の正直？

【シカゴコーン　日足】

昨晩のUSDA作柄報告で予想以上の作柄良好で大幅下落。米中貿易懸念も影響した模様。

作柄　「優」「良」79％　予想72％　（昨年同期65％）
作付け進捗　92％（平年90％）
発芽率　72％（平年69％）

東京とは異なり完全に崩れたとはまだ言えず・・・。シカゴ12月限（新穀）の安値は基準線415.88ｾﾝﾄを維持。あと一手欲しいところ。



【東京とうもろこし　日足】

東京は新値足が陰転しました。前回5/12のセミナーで週明け「売ってみたい」と宣言して週明け5/14に一部のお客様にご提案して売っていただきましたが、結果その日の足が陰の極となり反転し見事に持ち上げられました・・・。その日は陰転を見越しての『売り』でしたので早とちりの典型です。今回3度目の正直で陰転となりました。『売り』建値まで下げてきてくれましたが、どうなるか？方針は売り玉維持。

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東京金 欧州ブレグジットとの違い

【NY金　日足】

イタリア政局不安でユーロ安のドル高。昨日お客様から英EU離脱（ブレグジット）のとき金は買われたのに今回は何で買われないの？との質問がありました。そこでユーロとの推移を検証してみました。

2014年一足先にテーパリングに向かっていた米国から遅れて量的緩和を導入を検討している欧州ECB。市場は出口に向かうドルを買い金融緩和を始めるユーロを売りドル高ユーロ安が続きました。2015年欧州ECBは金融緩和を始めます。2016年6月に英EU離脱が決定され金融緩和がおこなわれている欧州では緩和マネーは挙って金に集中しました。しかし現在欧州ECBは昨年2017年4月からテーパリング（緩和縮小）をおこなっており2018年9月に終了する行程になっています。つまり今後金融政策は出口に向かい金融政策を正常化（利上げ）しようとしています。2014年とは違い米国の利上げペースと欧州の利上げペースの比較で金利差の思惑が働きます。金利の上昇余地が多いほうは？
イタリア、スペインの政局問題は確かに不安要素ではありますが、かつてギリシャ発の南欧危機のときのイタリア国債利回りは7％を超える水準まで上昇しましたが、昨日のイタリア10年国債利回りのピークは3.42％。米国財務省高官は米市場に至ってはシステミックリスクはないと発言しています。
またユーロについてファンドポジションの視点からみると

明らかに昨年ECBがテーパリングを開始してから買われていた投機ポジションの巻き戻しです。9月にテーパリングを終了し利上げに向かう行程に変化がなければいずれユーロ安の動きは止まってくると考えます。
しかし、金は直近ではまだ切り返す力もなく持ち合いと予想します。予想レンジは1,310～1,280ドル。

【東京金　日足】

直近安値を下回り陰転5本目。底打ち感はまだないと考えています。予想レンジは4,570～4,510円。

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欧州リスクから米追加利上げ見通し急低下

おはようございます。

米株式はイタリア政局不安を理由に大幅下落。イタリアで「五つ星運動」「同盟」の連立がEU離脱派の財務相の擁立を伊マッタレッラ大統領が反対し、連立は8～9月に再選挙をしてさらに勢力を拡大しようとしています。さらに米トランプ政権は中国への制裁を6/15までに公表するとしてリスク回避の動きが加速。一時500超ドルの下げをみせNYダウは前日比391.64ドル安の24361.45ドルで引けています。ドル円も欧州政局リスクでリスク回避の円買いが進み108円台後半。米長期金利は大幅に低下。株売り債券買いの動きから米10年国債利回りは2.78％まで低下。ただファンドポジションを通してみれば過去最高水準に膨らんでいた売りポジションの買戻しの動きとみることができます。


米FEDウォッチでは利上げ見通しが急低下。
6月見通し2回目（1.75～2.00％）が73.8％
9月見通し2回目（1.75～2.00％）が50.9％　3回目（2.00～2.25％）が35.4％
12月見通し3回目（2.00～2.25％）が40.3％　4回目（2.25～2.50％）が12.6％

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