本日の東京株式市場では日経平均株価は小幅に反発し、前日比107円23銭高の69468円11銭で取引を終えました。中東情勢を巡る警戒感が後退する中、出遅れていた内需株に買いが向かった一方で、人工知能(AI)や半導体関連銘柄の一角には利益確定売りがみられました。 日経平均株価は249円高と反発して寄り付きましたが、前週末のフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅安となった流れで、日経平均株価は一時1300円超えの大幅安の場面もありました。しかし時間外取引での米株先物指数が底堅く推移したことや、韓国の総合株価指数(KOSPI)が下げ幅を縮小したことが投資家心理の支えとなり、後場には急速に下げ幅を縮小しプラス転換しました。
【SPDR金ETF残高 推移】【NY金総取組高 推移】【NY金 CFTC投機筋ポジション推移】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】本日、週明けのOSE金標準先物6月限は前日比219円高の21632円で取引を終えました。6月限は先週26日に21430円新甫発会し、一代安値は21396円。26日に米商品先物取引委員会(CFTC)の発表によると、23日時点のヘッジファンドなど非商業部門による金の買い越し幅は18.1万枚と、1月下旬以来5カ月ぶりの高水準に拡大。増加は2週連続で、直近で最も買い越し幅が縮んでいた5月下旬からはおよそ2割増えています。投機筋の一部が金(ゴールド)の買い持ち高をじわりと増やしています。米利上げ観測の拡大が重荷となって金価格の下落が続くなか、市場の一部では足元の水準を割安とみた押し目買いが広がり始めた可能性が指摘されます。イラン紛争勃発後、金ETF市場からは資金流出の動きが見られ、NY金先物市場の総取組高も激減してきましたが、金ETF市場からの資金流出が続く中で、先週から徐々にCOMEXにおけるNY金の総取組高は増加してきました。この現象の一因に『証拠金の引き下げ』があると考えられます。年末年始の高騰で証拠金が急速に引き上げられ、資金効率が低下し投機筋は市場から撤退し、金価格は急落しましたが、NY金価格は4000ドル割れまで下落し、証拠金額も落ち着いてきたことから、再び先物市場へ投機資金が還流してきているとみられます。投機筋は金ETF市場から先物市場に鞍替えすることで少ない資金で同量の金ポジションを保有できるため資金効率も上がります。米国とイランの協議は先行きが不透明ですが、中東リスク、インフレリスク、財政リスクなどで、ポートフォリオでは一定の割合で「金」が保有されることを考えると4000ドル付近が下支えになる可能性は少なくないとみられます。
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