昨日のNY市場はレーバーデーのため休場。
週末の米雇用統計は市場予想を大きく上回る内容のポジティブサプライズで利上げ観測が高まりました。しかしドル円は一時156.75円まで急騰したものの、市場全体でドル買い円売りポジションがかなり残っている状況と見込まれていて、円キャリー取引の巻き戻しへの警戒が強まっている模様です。日米の金利差もあって中長期のドル買い円売りポジションがすべて解消されるというわけではないが、短期的なポジションの整理がまだまだ残っているとみられ、上がると売りが出る展開が続くとの見方から、今朝は154.00円を割り込み、ドル売り円買いが強まる可能性が指摘されています。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】
NY金12月限は週末の米雇用統計を受けて、利上げ観測が再浮上したことから反落。時間外では昨晩20:30過ぎに4426.2ドルまで下げました。ドル円では日銀の利上げ観測も重なりドル売り円買いの流れが強まっていて、円建てのOSE金標準先物は下押し圧力がのしかかっています。ただドル安によってドル建て価格は反発しており、9:15現在4473ドル付近で推移し、やや下値は押し上げられている様子。OSEは上値が重いながらも、下値は一目均衡表の雲で下支えられています。
一方では、中国人民銀行(中央銀行)の7日に発表したデータによると、8月の金購入は6カ月連続で拡大し、金購入は22カ月連続。8月末の金保有量は7673万トロイオンス(約2386トン)と、前月から65万トロイオンス(約20.2トン)増加。月間の増加量としては、保有量が74万オンス増えた23年10月以来の大きさとなっています。
今週は物価指標となる米PPI、米CPIの発表を控え、10日ECB、来週16日FOMC、18日日銀金融政策決定会合が続きます。特にドル円は8月にドル買い円売りポジションが再度膨らんでおり、その巻き戻しが警戒され現在の動きに繋がっているとみられます。ただ構造的なドル買い円売りの流れは変わらないとみられ、ポジション整理一巡後は再びドル買い円売りが強まるのではないかと推測されます。
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