おはようございます。
米軍がイラン核施設を攻撃。トランプ大統領は21日、イスラエルと交戦するイランを攻撃したと発表。攻撃がおこなわれたのはイラン時間22日未明で、中部フォルドゥなどにある3か所の核施設が標的となりました。ヘグセス米国防長官は22日午前、イラン核施設への攻撃について記者会見を開き、潜水艦からの巡航ミサイル「トマホーク」発射に加え、ステルス爆撃機B2によって14発の「バンカーバスター(地中貫通爆弾、MOP)」を投下したと明らかにしています。
週明けのアジア時間開始時点では、「ドル」「原油」「金」が週末のNY終値から大きく買われる展開でスタートしましたが、先週のイスラエル・イランの交戦で週明けに市場がリスク回避に傾いた一巡後に、落ち着きを取り戻した展開と同じく、ドル建ての「原油」「金」は冷静な値動きで、利益確定売りも出ている様子。ただドル円相場は1ヵ月ぶりに1ドル147円台にドル高円安が進み、ドルの力強さが際立ちつつあります。
【ドル円 日足】
< CFTC建玉明細 ドル円(6/10集計)>ドル円のCFTC建玉明細では13日発表(先週分は今晩発表)で6週連続でドル買い円売りの手口でこれまで膨らんできたドル売り円買いポジションが縮小しています。日足チャートでも遅行線は実線を上抜け、一目均衡表の雲を上抜け、ドルの力強さがあらわれています。6月期末要因での巻き戻しの可能性もあり、ドル高円安の基調が強くなっています。【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】
NY金8月限は週末3384.4ドルで土曜日朝終わっていたものの、米国のイラン核施設への攻撃のニュースで週明けアジア時間は高寄りスタート。今朝は一時3413.8ドルと週末から約30ドル上昇した場面もありましたが、ドルが買われて強くなっており、ドル建て金価格はドル高に抑えられ、3370ドル付近まで下押ししています。ただ円建てのOSE金標準先物4月限は1ドル147円台でのドル高円安の恩恵もあり、15993円(14:17)まで上昇。14:40現在では今朝の日中取引寄付きの15961円付近での推移となっています。米軍によるイラン核施設への攻撃は核協議を続けてきたイランへの圧力で対外的な側面はあるものの、実際にミサイルを撃ち込んだことでこれまで以上に中東情勢ならびに米トランプ陣営の政権運営に不確実性が高まったのは否めません。今のままで推移すれば国内OSE金の終値ベースの最高値15943円(6/16)を超えて高値更新することになり、一段と買い方優勢の展開に…。
【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】
「金」とは正反対にリスク回避で値下がりした「白金」はドル建てNY白金7月限が週末から約10ドルほどの値下がりして本日のアジア時間に推移しています。OSE白金標準先物4月限は前日比変わらずの5645円(14:54)で推移し、ドル高円安が下から押し上げ海外安を相殺しています。5500円台で下値を切り返す動きが続いており、下値試しもできなくなるといずれ反発か?
セミナー 今後の予定
6/28 岡地セミナー(東京)
講師:水上紀行
7/26(東京) 講師:?
8/2(東京) 講師: ?
過去開催の相場セミナー
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【2025年】
5/17(東京) 講師:江守哲
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
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