金 ドル建て最高値更新で世界の「金」価格最高値へ

おはようございます。

米株式はダウが上昇。米小売売上高は市場予想を上回る伸びとなり、新規失業保険申請件数も前週から減少。強い経済指標に加え、堅調な企業決算を背景に米景気に楽観的な見方が広がっています。NYダウは前日比161.35ドル高の43239.05ドルで史上最高の終値となりました。取引中の高値も15日の43277.78ドルを上抜き、43289.76ドルまで上伸しています。半導体受託生産大手の台湾積体電路製造（TSMC）の四半期決算が良好だったことを受けてハイテク株に対し安心感が広がりましたが、利益確定売りもありナスダックは前日比6.531ﾎﾟｲﾝﾄ高の18373.609でわずかに上昇。S＆P500は前日比1.00ﾎﾟｲﾝﾄ安の5841.47でした。
ECB理事会では2会合連続で0.25%利下げを決定。インフレ鈍化傾向をふまえ、世界的な利下げ観測が強まっています。ドル円は1ドル150円を超えるドル高円安。ユーロが対ドルで売られ、対主要通貨でドルが上昇。

【ドル円　日足】

【NY金12月限　日足】

【OSE金標準先物　日足】

NY金も最高値を更新。NY金12月限は前日比16.2ドル高の2707.5ドルのセツルメント。取引中の高値が2712.7ドルと史上最高値を更新しましたが、今朝からのアジア時間帯でその水準を上抜けて2726.4ドル（11:31）まで上昇しています。イスラエルがハマス指導者の殺害を公表し中東リスクの押し上げ要因はありますが、英国に続きECBが2会合連続で利下げを実施したことが大きな押し上げ要因になっているとみられます。世界的に「金」市場は青天井状態。国内OSE金標準先物8月限は前日比160円高の13092円（11:45）で推移。13113円（11:34）が取引中の高値。現在26819枚（11:45）の出来高ですが、この出来高は決して多いとは言えず…。NY金のチャートではMACDがゴールデンクロスしたところです。大相場はついていくだけ。

【NY白金1月限　日足】

【OSE白金標準先物　日足】

NY白金1月限は前日比3.2ドル高の1005.8ドルで小幅上昇。国内OSE白金標準先物8月限は前日比変わらずの4821円（11:50）。朝方前日比マイナス圏での値動きでしたが中国経済指標の発表後にドル建て価格が切り返し上昇。中国7－9月期GDPは前年同期比+4.6％で4－6月期の+4.7％から低下。成長が鈍化しており、経済対策の必要性が強まると市場では解釈されているようです。

 

 

 

 

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