金 世界的な利下げでリスク資産にマネー流入

おはようございます。

米株式はNYダウが前日まで4営業日連続で最高値を更新していたこともあり利益確定売りに押されたようです。NYダウが前日比293.47ドル安の41914.75ドル、ナスダックは前日比7.684ﾎﾟｲﾝﾄ高の18082.205、S＆P500は前日比10.67ﾎﾟｲﾝﾄ安の5722.26。ドル円は日本時間午前の段階で144.80円台までドル高円安が進行。昨日26日に日銀は7/30・31の日銀金融政策決定会合議事要旨を公表。市場では「7月会合後の株価急落を受けて積極的な利上げはできない」との見方は強く、早期の追加利上げ観測が後退しています。

【ドル円　日足】

【NY金12月限　日足】

【OSE金標準先物　日足】

本日のOSE金標準先物8月限は前日比139円高の12426円（11:25）で推移しており9営業日連続高。NY金12月限も連日の史上最高値更新となっており昨晩25日は前日比7.7ドル高の2684.7ドル（取引中高値は2694.9ドル）のセツルメント。米利下げによる資金流入、またイスラエル軍の参謀総長がレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに対して地上部隊を投入する可能性があると警告し中東地政学リスクも高まっています。OSE金標準先物8月限は12432円（10:55）をつけ、円建て史上最高値の12679円（7/17）に迫る勢い。終値ベースでは過去最高値12562円（7/17）に次ぐ過去2番目の終値ベース高値は12427円（7/16）であり、本日の取引時間で一時超えています。ただ出来高は11:40時点で18,431枚と低調。買い方が追加で買い進む勢いが国内では薄く、価格上昇が軽い印象。今晩にNY連銀主催のカンファレンスにてパウエルFRB議長が挨拶を行います（22:20)。引き下げ幅0.50%を主導したとされていますのでパウエル議長の発言内容には注目が集まります。

【NY白金10月限　日足】

【OSE白金標準先物　日足】

NY白金10月限は前日比4.0ドル高の991.7ドルで2日続伸。中国の景気刺激策を受けて銅などの非鉄金属が上昇しており影響を大きく受けているようです。NＹ白金ドル建て価格は日本時間に時間外で1000ドルを再びつけてきており堅調推移。国内OSE白金標準先物8月限も前日比112円高の4640円と4600円台を8/5以来に回復。トレンド形成への期待も高まります。新値足陽転換値は4651円（7/25終値）。

 

 

 

 

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