金 米6月CPI低下で米9月利下げ予想は83％に

おはようございます。

昨晩発表された米6月消費者物価指数（CPI）は前年同月比+3.0％となり、伸び率は前月の+3.3％から3か月連続で低下し市場予想（+3.1％）を下回りました。コアCPIも+3.3％と前月から低下し市場予想（+3.4％）を下回っています。ドル円はFRBが9月に利下げを行うとの観測が広がり、ドル売り円買いに振れました。またCPI発表直後に急速に円高ドル安が進み一時157.42円までドル売り円買いの動きがみられ日銀介入の観測も出ています。今朝も159円台から157円台の間で円高・円安を繰り返す激しい値動きみせています。11:13現在1ドル159.32円。

【OSE金標準先物　60分足】

NY金8月限は前日比42.2ドル高の2421.9ドルのセツルメントと5/22以来の水準まで上昇。NY金の8月限では2477.0ドル（5/20）が史上最高値であり、最高値に向かう強い上昇トレンドとなっています。上チャートで確認できる通りOSE金標準先物6月限は夜間立会い中に上下幅240円の乱高下となっていますが、ドル円の振れ幅に大きく影響を受けています。12467円（11日21:41）の史上最高値から12227円（11日22:05）まで急落後、持ち直し本日は12370円（11:29）付近での推移となっています。米CPIの発表を受けて米9月利下げ観測は強まり、FEDウォッチでは9月の利下げ予想が83.0％に上昇。NY金の総取組高は52万枚台まで増加してきており、9月利下げを見込んだ投機買いが積み上がってきている様子。

【OSE白金標準先物　60分足】

NY白金10月限は前日比7.7ドル高の1014.4ドルと大きくは動かず。国内OSE白金標準先物6月限も昨晩のドル円の乱高下にもかかわらず上下幅は102円ほど…。方向感が掴めず横這い推移で本日は11:33現在前日比35円安の5155円で推移。

 

 

 

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