金 金利上昇警戒和らぐ

 おはようございます。

米株式は3指数上昇。NYダウの高値は32150.3ドルで2営業日連続で取引時間中の史上最高値を更新。終値でも3営業日続伸となり前日比30.30ドル高の31832.74ドル。前日大きく値下がりしたナスダックは大幅反発となり前日比464.67ﾎﾟｲﾝﾄ高の13073.83で一日の上昇率は今年最大。大手投資会社幹部など最近の金利上昇は行き過ぎといった見方が示され債券売りのショートカバーが集中した様子で金利が低下したことを好感したようです。S＆P500種株価指数も前日比54.09ﾎﾟｲﾝﾄ高の3875.44。米3年債入札が好調で終え、一旦長期金利上昇が落ち着いた一日でしたが、今晩米10年債、明日晩米30年債の入札が続きます。

 

【金標準先物　日足】

3/8時点のNY金総取組高が481,626枚で3/3の464,713枚をボトムにわずかに増加。1700ドルを割り込んだタイミングで増加しているのは1700ドル以下を売り込んだ向きが多かったとみられます。急反発するような材料には欠けるものの昨晩も債券売りのショートカバーの動きがみられたことからすると1700ドル割れ水準は安値圏と捉えてよいかもしれません。ただ今週は米国債入札が続き債券売りのショートカバーから再度売り戻される動きがある可能性もあり不安定な動きか？

 

【白金標準先物　日足】

2営業日続伸し本日もこのまま高く終えると3営業日続伸となります。ドル金利上昇が一旦落ち着きをみせたことで対新興国通貨でもドル安の動きとなり、南アランド高白金高の動き。今回の下げで整理売りが一巡しているとすれば目先の安値を打ったことになりますが、現状では当方は判断できず。日足チャートで4040円を下回り陰転していることから上昇モメンタムが強まるにはまだ時間を要するとして白金独自では売り目線でみています。ただ長期金利上昇による市場全体の警戒感が解消された場合には再び上昇相場を形成していくと考えていますので、時間軸も踏まえ方針転換のタイミングも考えておく必要があります。

 

 

 

 

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