金 NY金終値ベースで史上最高値を更新

米株式は続伸。NYダウは前日比111.19ドル高の37656.52ドルで史上最高値を更新しました。ナスダックは前日比24.603ﾎﾟｲﾝﾄ高の15099.176で年初来高値を更新、S＆P500も前日比6.83ﾎﾟｲﾝﾄ高の4781.58でこちらも年初来高値を更新です。FEDウォッチでは米3月の早期利下げ観測が90％の確率となっており、来年早々の利下げに向けたポジション取りがクリスマス休暇を終え積極的に出てきている様子。ドル円は昨日の日銀の主な意見でハト派の内容だったことで円安圧力が残り141円台後半での推移でしたが、本日はアジア時間で米利下げ観測が強まり対ドルでアジア通貨が上昇したことがきっかけでドル安円高が進み、この夕方1ドル141円台を割り込んでいます。

【NY金　日足】

【金標準先物　日足】

NY金2月限は前日比23.3ドル高の2093.1ドルでこれまでの終値ベース高値2089.7ドル（12/1）を超えて終値ベースの史上最高値を更新。28日のOSE金標準先物12月限は前日比5円安の9464円で円建て価格は上値を抑えられましたが、トレンドを維持しています。NY金は27日推定で総取組高が50万枚を超えてきており、米早期利下げを見越した投機筋の買いが積み重なってきていると推測できます。年末となりますが、米国ではクリスマス休暇を終えて新規の手口が相場を押し上げてきており、最高値2152.3ドル（12/4）を目指す展開を予想します。

【NY白金　日足】

【白金標準先物　日足】

NY白金1月限は前日比19.7ドル高の1002.1ドルと1000ドル台に乗せ高値は1003.5ドルに達し、7/18の高値1003.7ドルに迫りました。アジア時間では時間外でドル安を受け1010ドルを超える動きとなっています。28日のOSE白金標準先物12月限は前日比38円高の4451円で取引を終え、直近の終値ベース高値4448円（11/1）を上抜けています。先週のパラジウム高騰により上昇のきっかけを得た様子でしたが、本日はパラジウム相場が大きく下落したにもかかわらず上昇。OSE建玉明細では先週末22日時点で海外投機筋が再び買い越しに転じてきており、流動性が低い中、投機買いが相場を押し上げているとみられ、上値伺いの展開。

 

 

 

 

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