金 国内9700円台

 米株式はダウが大幅高。午前中に発表されたシカゴ景況指数が大幅な伸びとなりNYダウは前日比520.47ドル高の35950.89ドル。米金利上昇のためハイテク株中心のナスダックは逆に上値は重く前日比32.271ﾎﾟｲﾝﾄ安の14226.218、S＆P500は前日比17.22ﾎﾟｲﾝﾄ高の4567.80でした。その他、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁の利下げをけん制する発言や、ハト派として知られるウィリアムズ・米NY連銀総裁が追加利上げの可能性について言及したことで米長期金利が上昇しドルが反発しました。

【NY金　日足】

【金標準先物　日足】

NY金2月限は前日比9.9ドル安の2057.2ドルで感謝祭後初めての反落。ただドル円が148円台を回復し国内円建て価格は円安ドル高で押し上げられ、OSE金標準先物10月限は前日比48円高の9703円（13:28）で推移し堅調となっています。9700円台は11/1以来一か月ぶり。米経済指標でインフレ率鈍化が示され始め米追加利上げ観測が後退した11月でしたが、12/13に12月FOMCを控えてFRBメンバーの発言に一喜一憂する動きが続いています。NY金総取組高は50万枚を維持しており堅調推移ですが、大きな上昇トレンドのなか、米経済指標を見ながらポジション調整的に下押しする場面も警戒。

【白金標準先物　日足】

引き続き4300円台の持ち合い続き。国内外、総取組高が減少傾向にありしばし持ち合いの様相。ドル安傾向が強まってきているため南アランドなどの新興国通貨高といった流れが強まると下支え要因となりますが、しばらくは景況感が重視されるか？

 

 

 

 

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