金 米12月FOMC 2024年末政策金利見通しを4.6％に下方修正

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米株式は5日続伸。NYダウは前日比512.30ドル高の37090.24ドルで大幅に上昇、2022年1月以来1年11カ月ぶりに史上最高値を更新しました。ナスダックは前日比200.567ﾎﾟｲﾝﾄ高の14733.963、S＆P500は前日比63.39ﾎﾟｲﾝﾄ高の4707.09と、ナスダック、S＆P500は共に年初来高値を連日更新しています。米12月FOMCでは政策金利が据え置かれ、政策金利見通し（ドットチャート）で2024年末時点を中心値で前回の5.1％から4.6％に下方修正されています。現在の5.25-5.50％の政策金利から0.25％×3回分の利下げを見越していることとなりハト派的な内容と市場では受け止められました。米長期金利は大幅に低下し10年国債利回りで4.03％、ドル円相場も142円台への大幅にドル安円高に振れています。

【NY金2月限　240分足】

【金標準先物　日足】

NY金2月限は前日比4.1ドル高の1997.3ドルのセツルメントで終えましたが、日本時間04:00のFOMC声明を受けて時間外で一時2053.5ドルまで急騰し、現在でも2045ドル付近での値動き。ドル円相場が1ドル142.30円台まで約3円円高に振れているため、円建て価格のOSE金標準先物10月限は上値が抑えられていますが、前日比46円高の9299円（11:05）で推移しています。FOMC後の記者会見でFRBパウエル議長はFOMC会合で利下げのタイミングについて協議したことを明らかにし、来年の利下げを意識したハト派的な内容であることが金価格上昇につながっています。

【白金標準先物　日足】

OSE白金標準先物10月限は前日比47円安の4273円（11:10）で推移し、前日から反落。他貴金属同様にFOMC声明後にドル建て価格は急反発していますが、上昇幅が限定的なために円高分の上値抑制要因が勝っています。

 

 

 

 

 

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