金 国内円建て価格 史上最高値更新

週末の米株式はまちまち。NYダウは前日比39.15ドル高の33670.29ドルと小幅な反発。一方ナスダックは前日比166.985ﾎﾟｲﾝﾄ安の13407.234で続落、S＆P500も前日比21.83ﾎﾟｲﾝﾄ安の4327.78で続落。中東情勢の不安定化がリスク回避の動きを強めました。安全資産の「金」は急上昇。イスラエルのパレスチナ自治区ガザへの地上侵攻を巡って緊張が高まりました。

【NY金　日足】

【金標準先物　日足】

NY金8月限は前日比58.5ドル高の1941.5ドルの大幅上昇。週末ロンドン時間から中東情勢の緊迫化を受けて上昇を強めました。安全資産とされるドルも買われ各国通貨建ての金が一斉に上昇していた印象です。円建てのOSE金標準先物8月限も9262円（14日03:09）の史上最高値をつけています。週明け16日今朝は前日比213円高の9241円で寄り付き、日中取引では利益確定に押され終値は前日比158円高の9186円で取引を終えています。出来高は8万枚を超える大商いとなりましたが、週末からの夜間立ち合いで既に55,000枚を超えていましたので日中取引では大商いといった印象は強くありませんでした。今週末からはFOMCの2週間前となりFOMC関係者からのコメントが自粛されるブラックアウト期間に入ります。その直前ということもありFOMC参加者の討論会や講演会が重なります。特に19日にパウエルFRB議長の講演もあり注目。また中東情勢はレバノン南部を拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラや関係の深いイランが介入の可能性をイスラエルに警告するなど緊迫化しており予断を許さず。

 

【白金標準先物　日足】

OSE白金標準先物8月限は本日16日、前日比30円高の4204円で取引を終えました。金の大幅な上昇に対しては世界景気の先行き不透明感から同じような上昇とはならず・・・。

 

 

 

 

 

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