商品先物取引　「切り札をさがせ」: 金　OSE金6営業日続伸

週末の米株式は景気減速懸念が緩和し続伸。NYダウは前日比387.40ドル高の33390.97ドル、ナスダックは前日比226.024ﾎﾟｲﾝﾄ高の11689.005、S＆P500は前日比64.29ﾎﾟｲﾝﾄ高の4045.64。米2月ISM非製造業景気指数は55.1と市場予想を上回り2か月連続で改善。ただ米債券市場ではここのところ売られ過ぎてた分の調整が入った模様で米長期金利はやや低下。ドル円も1ドル136円を割り込み135円台後半での推移。

【金標準先物　日足】

週末3日のNY金4月限は前日比14.1ドル高の1854.6ドル。OSE金標準先物2月限では夜間立ち合い中8081円（4日5:36）まで上伸して直近高値8089円（1/25）に迫りますが一歩及ばず。今朝は前日比19円高の8072円で始まっていますが、材料に乏しく方向感ない値動きとなっています。今週は7,8日に米パウエルFRB議長の議会証言、9日黒田日銀総裁最後の日銀金融政策決定会合、10日米2月雇用統計が主要イベント。NY金は米長期金利が4％を超えたにもかかわらずジリ高傾向となっており金利上昇の耐性がついています。国内も6営業日続伸中で終値で8081円を上抜けてくると更に8160円を目指すもう一段の上昇も？

【白金標準先物　日足】

週末3日のNY白金4月限は前日比16.2ドル高の979.4ドル。OSE白金標準先物2月限は前日比37円高の4189円で今朝スタートしていますが、利食い先行の動きから4170円まで反落。ただプラス圏を維持しており、国内チャートでも上抜けるかどうかの瀬戸際。4200円以下は売り込まれ総取組高が増加した価格帯となっており買戻し余力も多いとみられます。4300円台に向けた基調と捉えています。