金 米連邦債務が上限に達して

おはようございます。

米株式市場は景気悪化懸念が強まり3日続落。新規失業保険申請件数が3週連続で改善、また米ブレイナードFRB副議長のタカ派的内容の発言から利上げの長期化観測が強まりました。NYダウは前日比252.40ドル安の33044.56ドル、ナスダックは前日比104.743ﾎﾟｲﾝﾄ安の10852.269、S＆P500は前日比30.01ﾎﾟｲﾝﾄ安の3898.85。

【金標準先物　日足】

昨晩のNY金中心限月2月限は前日比16.9ドル高の1923.9ドルと直近高値を更新。利上げ長期化観測が強まりましたが、それ以上に米リセッションに対する警戒が強まってきていること、また米連邦債務が上限に達し、債務上限の引き上げを巡る審議が難航し金融市場が混乱するリスクへの警戒が強まったことによる「安全資産買い」が金価格を押し上げたとみられます。国内は5・10日による円売りドル買い圧力で朝1ドル128.40円近辺から128.90円手前まで円高ドル安が進み7982円（10:51）まで上伸しましたが、円売りドル買いの勢いが鈍化すると上伸の勢いもやや失速。NY金は米債務上限を巡る審議が難航すると高止まりしてくる可能性があり当面は審議の推移を見守る必要がありそうです。また明日21日から中国の「春節」大型連休が来週の27日（金）まで続きますが、これまで買い進まれたアジアの需要動向もポイントとなりそうです。

【白金標準先物　日足】

4300円を割り込んだことでチャートが悪化。米景気減速懸念によりNY白金は伸びきれず国内OSE白金標準も昨晩4173円（22:23）まで下落。4500円から急落してきていることにより一般の押し目買い意欲は強くなっており一般買い法人売りの構図が強まると思われます。4200円以下は買い下がりがベターか…？

 

 

 

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