金 米8月ADPでは雇用回復鈍化

おはようございます。

米株式は高値持ち合いの動きでナスダックで史上最高値を更新しています。ナスダックは前日比50.146ﾎﾟｲﾝﾄ高の15309.381、S＆P500株価指数は前日比1.41ﾎﾟｲﾝﾄ高の4524.09。一方ダウは3営業日連続安の前日比48.20ドル安の35312.53ドルで小幅安。米8月ADP全国雇用報告は予想を下回る前月比37.4万人増で雇用回復の鈍化が懸念され、週末発表の米8月雇用統計の市場予想も楽観過ぎるとの見方も広がりました。その後のISM製造業景況指数は市場予想を上回り好調な結果（59.9）となっています。しかし逆に経済指標の悪さが金融緩和の長期化につながるとの観測が強まります。このような観測は中国株式市場にもみられ、経済指標の悪化で政策期待が逆に強まるといった傾向がみられるようです。

 

【金標準先物　日足】

NY金中心限月12月限は前日比2.1ドル安の1816.0ドル。ADP雇用報告を受けて堅調な動きでしたが、ISM製造業景況指数が好調だったため小幅に反落。週末の雇用統計を控えて見極めムードが強いようで小幅な動きに留まっています。国内夜間立ち合いでは昨日の高値6430円を超える6436円（21:48）まで上伸しましたが伸びは続かず。先限8月限は発会値6339円から約100円上昇してきて高止まりしている状態。

 

【白金標準先物　日足】

NY白金は米雇用回復の鈍化を受けて反落し、中心限月10月限は前日比14.5ドル安の999.6ドル。国内市場は今朝の日中立ち合い寄付きからは一旦売られる動きで夜間立ち合いの安値3527円（23:56）を下回り3520円（9:52）まで売り込まれましたが、10:00から中国株式市場がスタートし、景気対策期待で堅調に推移してきている動きを見てか、やや値を回復し3530円前後での推移となっています。ドル建て価格1000ドルを挟んだ動きとなっており、まだ強い方向感は見られないようで持ち合いの動き。

 

 

 

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