金 FOMC前で手控え

おはようございます。

 米株式は続伸。今週は米FOMCが控えますが、米追加経済対策法案も先週成立し景気への楽観ムードが強まっています。NYダウは前日比174.82ドル高の32953.46ドルで7営業日連騰。ナスダックも大型ハイテク株に支えられ前日比139.85ﾎﾟｲﾝﾄ高の13459.71。S＆P500種株価指数は前日比25.60ﾎﾟｲﾝﾄ高の3968.94で5営業日続伸となっています。一方、欧州圏では英アストラゼネカ製ワクチンが接種後に深刻な血栓が生じる事例が複数報告され、ドイツ・フランス・イタリア・スペインがこのワクチン使用を停止。ワクチン接種の進展に遅れが生じ変異種による感染再拡大の懸念が拡がっています。

 

【金標準先物　日足】

ＮY金中心限月4月限セツルメントは前日比9.4ドル高の1729.2ドル。長期金利は1.60％台での推移となっていますが、米追加経済対策法案成立によるインフレ期待値上昇へのヘッジニーズが押し上げ要因となったようです。今週の米FOMCにおいてはブルームバーグ実施のエコノミスト調査では政策金利予測の中央値は2023年末までゼロ付近で据え置きになると見込まれています。国内夜間立ち合いでは先週の高値6073円（3/12）を上回る6084円（22:58）まで高値を出しています。先限6119円が2月限発会値で回復まであと少し。

 

【白金標準先物　日足】

米株高による楽観ムードの拡がりから資源国通貨も上昇。南アランドの堅調さから白金価格も回復基調が強まります。早めの転換指標と考えるMACDとシグナル線のゴールデンクロスが見られています。ダマシのケースも少ないのでまだ確率は低いですが、下値切り上げの流れが強まってきているかたち。ただ欧州の感染再拡大が白金価格に影響を及ぼすかどうかは見極める時間も必要か？白金は先限2月限発会値4248円を回復しつつあります。

 

 

 

 

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