金 イエレン米財務長官 大規模経済対策で完全雇用実現へ

 おはようございます。

米株式は3指数上昇。NYダウは前日比92.38ドル高の31148.24ドル。ナスダックは78.56ﾎﾟｲﾝﾄ高の13856.30、S＆P500種株価指数は前日比15.09ﾎﾟｲﾝﾄ高の3886.83でナスダックとS＆P500は史上最高値を更新しています。週末の米1月雇用統計は前月分が大幅に下方修正され、1月も4万9000人増と市場予想の5万人増を下回りました。しかしこれが雇用支援のための追加支援策の早期成立に向けた動きが強まるとみて株価の押し上げ要因となっています。またイエレン米財務長官が週末のTV番組内で労働市場の失速を指摘。雇用回復のための大型経済対策の必要性を訴えたことを株式市場は好感し、アジア時間での上昇に繋がっています。

 

【金標準先物　日足】

4営業日反落後の反発。米上院で1兆9000億ドル規模の予算決議案の可決が報じられ、法案の早期実現が現実化。さらに米雇用統計で米雇用回復のペースが鈍化していたことが金価格の押し上げ要因となりました。NYでは米雇用統計の発表後1800ドルを回復するとその後も1816.0ドル（2:16）まで上伸。国内夜間立ち合いでは前日比53円高の6161円（2:02）が高値となり6153円で夜間立ち合い終了。今朝は週末のイエレン米財務長官のTVコメントが押し上げ要因となり6167円で日中立ち合いが始まりましたがドル高円安の動きからドル建て価格はやや軟化。現在6150円台での推移となっています。米長期金利の上昇気配が強く、金の上値を押さえますが、雇用回復のために経済支援を行う姿勢を強く見せたイエレン米財務長官の言動は下支え要因。

 

【白金標準先物　日足】

米経済対策法案が上院で可決され、下院でも通過。株式市場に安心感を与えインフラ投資拡大観測がコモディティ全般を押し上げ。週明けの本日日中立ち合い開始は3764円でスタート。直近高値は3784円（1/22）ですが、日本の日中立ち合い時間の高値3750円（2/2の朝寄り）を超える水準でスタートしています。このまま推移すれば終値ベースの直近高値3715円（2/2）を超えてくる見通し。3807円が月足での一目均衡表の雲突破となります。2015年8月以来の4000円台に向けた動きと見込んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

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