金 欧州ロックダウン

 おはようございます。

米株式は大幅下落。NYダウは前日比943.24ドル安の26519.95ドルで9月安値26537.01（9/24）を下回り7/31以来の約3か月ぶりの水準まで続落しました。ナスダックも426.48ﾎﾟｲﾝﾄ安の11004.87。欧州でロックダウン実施の可能性が報道されると欧州株が大きく売りが先行し、欧州通貨も下落。リスク回避のドル高・円高の動きが強まりました。ドイツでは一部経済活動を停止する小規模ロックダウンに留まりましたが、フランスは全土に移動制限をするロックダウンを導入することを発表しています。

 

【NY金　日足】

欧州コロナ感染拡大による懸念が相場を押し下げました。中心限月12月限セツルメントは前日比32.7ドル安の1879.2ドル。高値1912.6ドル（15:16）後、欧州ロックダウン観測で欧州株・通貨が下落。リスク回避のドル高が進み、金も大幅に下げが進みました。安値1869.1ドル（0:00）まで下げましたがドイツのロックダウンが小規模留まったことでリスク回避の動きがやや緩和され値を戻し1885.2ドル（1:33）まで戻る場面もありましたが、その後は米株式が下げ続ける中で換金売りとみられる動きからも軟調地合いが続きました。フランスでの全土に移動を制限するロックダウンが発表されると売りが一巡した様子で下げも一服。懸念されていた欧州ロックダウンが発表されましたが、米大統領選前ということもあり投機筋が積極的にポジションを積み増しているわけではないようで、大統領選前では急落の動きも一時的なものになる可能性があるとみられます。本格的に下げるか？それとも上昇するか？方向感が定まるのは大統領選後では？

【金標準先物　日足】

夜間立ち合いでは6286円（00:01）まで下落。その後6338円（00:59）までの戻りをみせて夜間立ち合い終了は6308円（05:30）で終えています。前回安値6269円（9/25）を割らずに終えており、欧州ロックダウンはとりあえず織り込んだ昨晩の動きで目先は反発か？チャートはまだ戻り売りの展開ですが、大統領選前でもあり急落は限定的かもしれません。

 

 

 

 

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