金 株式過熱の裏で静観

 おはようございます。

米株式市場はFRBの新方針による低金利の長期化で景気回復期待が高まった勢いが続き続伸。NYダウは前日比454.84ドル高の29100.50ドルで6か月半ぶりの高値。ナスダックは116.77ﾎﾟｲﾝﾄ高の12056.44で4営業日連続の史上最高値更新。昨晩発表された8月のADP全米雇用者数は前月比42万8000人増で市場予想の95万人増を下回りましたが株式市場は終始堅調な動き。また対主要通貨のドル安が反転したような動きでドル高の動きも強まりドル全面高。

【NY金　日足】

ドル全面高の動きで軟調な動きとなりました。中心限月12月限セツルメントは前日比34.2ドル安の1944.7ドルで再び終値ベースで1950ドルを割り込んでいます。8月中旬以降レンジの往来となっていますが、このレンジ相場の間、金ETF残高の増加がみられず、NY指定倉庫在庫も頭打ちになっており投資需要の勢いが泊まっています。これが一時停滞なのか？それとも流出への転換なのか？昨晩の足で日足チャートでは遅行線が実線を下回りチャートは悪化の兆候。

 

【金標準先物　日足】

持ち合いレンジも三角持ち合いの様相。値動きが収束（スクイーズ）して次の動きを構える時間に入っているようです。NYでは投資需要が弱まり上昇への勢いが鈍くなっていると考えています。株式市場がやや過熱した動きになってきておりVIX指数も上昇傾向。今のところ連動して金が買われている様子はありませんが、今後金がどちらに向いていくかを見定める必要がありそうです。今日明日6700～6630円をどちらに抜けるか…ですが、VIX上昇で買われていないところを見ると下向きの可能性が高いか？

 

 

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