東京金 楽観ムードの円安がNY安を相殺

おはようございます。

6月がスタートして朝の通勤電車も以前の状態（通勤ラッシュ）を回復しつつあります。東京株式市場も日経平均株価は2/27以来の22000円台を回復。緊急事態宣言が解除され日本経済も動き出した感があります。ただ楽観ムードがかなり先行しているとみられ過熱した動きに発展すると反落の怖さもありそうです。

米株式は続伸。原油価格も持ち直しエネルギー関連株がけん引役となっていました。NYダウは前日比267.63ドル高の25742.65ドル。ナスダックは56.33ﾎﾟｲﾝﾄ高の9608.38。ギリアド・サイエンシスの抗ウイルス薬レムデシビルの臨床試験では期待する効果がみられず重い動き。

【NY金　日足】

昨日の東京時間終了後、欧州～NY開始時間は堅調な動きでしたが高値は1757.0ドルにとどまり日本時間23:00以降に急反落。主だった要因が見受けられませんが同時間帯からドル円でもドル高円安が進行、またユーロドルではユーロ高ドル安が進行しています。週末のレポートでも指摘しましたが3月コロナショック以降、投機筋のCMEポジションはドル円では円買い、ユーロドルなど対主要通貨でドルは買いポジションを取っておりドルインデックスも高い水準でドル高が続いていました。昨晩の為替の動きは金融市場全体がリスクオンムードに傾き為替市場において巻き戻された動きではなかったかと推察されます。安全資産である「円」「ドル」「金」が売られた動きだったのかもしれません。


【東京金　日足】

ドル円が108.70円台までドル高円安が進みNYの急落を相殺しています。今朝8:45のスタートは6021円と今週の朝の始まりはほぼ同水準。前日比59円高の6073円まで夜間立ち合いまで上昇していますが、現時点（9:43）の出来高は18359枚で商いは低調。NY市場での上昇モメンタムは続かず、国内はドル円に左右される展開。

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