金 ナバロ米大統領補佐官の発言を受けて

おはようございます。

週明けの米株式は上昇。NYダウは前日比153.50ドル高の26024.96ドル。ハイテク株中心で構成されるナスダックは110.36ﾎﾟｲﾝﾄ高の10056.48で終え終値ベースでの最高値を更新。米国ではカリフォルニア州、フロリダ州で過去最高の感染者増加となりコロナ感染拡大第2波への警戒は強いものの、特にハイテク関連企業ではコロナまん延が逆風にはなっておらず追加財政支援、経済再開への期待が警戒心を相殺しています。
本日は前大統領補佐官のボルトン氏の暴露本の発売日でホワイトハウスの対応が注目されます。


【NY金　日足】

昨日アジア時間で8月限は1776.7ドルまで上昇。日本時間夕方には1753.5ドルまで反落しましたが23:00台には再び上昇して1779.0ドルの高値をつけて現在1768ドル台での動きになっています。株式市場はコロナ感染拡大への警戒を経済再開への期待が相殺しリスクオンに傾こうとしていますが、ドル建て金価格も同時に上昇という流れです。SPDR金ETF残高も再び増加しており下値を支え続けてきており、1750ドルで下値が固められると1800ドル達成の可能性も高まります。ただ持ち合いレンジの波ということも否定しきれず1750ドル以上はまだ高値を追えないと個人的には考えています。


【東京金　日足】

夜間立ち合いで23:20に高値6047円まで上昇。その後ドル建て価格の下落とともに6016円まで反落し朝まで6030～6040円での横這いが続きました。東京朝の8:45寄付きは6034円で始まり6045円（10:27）まで昨晩の高値を試すも、先ほど米ナバロ大統領補佐官が中国との協議が終了し「中国のウソによりアメリカ人が死んだ」との発言の報道により米中対立への懸念から株価が急落し円高が進み下落。NY金が買われ円高となり相殺しあっていますが「海外高」と「円高」のバランス次第の上下。

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