東京金 微妙な動き

おはようございます。

今週は経済指標の発表が限られる中、米ISM非製造業景況指数は堅調な内容でしたが米株式は奮わず。NYダウは前日比13.71ドル安の24799.98ドル。6/1から適用除外が外れた鉄鋼・アルミの輸入関税についてメキシコやカナダ、EUからは反発の声が上がっており報復関税などで対抗。週末に開かれるG7でも貿易の議論は避けられず不安が残っています。


米朝会談の会場が発表されました。会談中止を宣言してから一転、金正恩委員長からの書簡が米トランプ大統領に送られ急展開。米トランプ大統領からの発言では今回の会談で全てが決まることではなくなってきている見方が出てきました。一貫して米国が主張してきた「完全かつ不可逆的な非核化」から方針が変わってきたのか？米中間選挙の前に『会談すること』が目的となっている可能性も指摘されており、『ディール（取引）』の真意はどこにあるのか・・・？


【NY金　日足】

1,300ドル付近で往ったり来たり。先週のCFTCではファンドの買い越し縮小のボトムからショートカバーが旺盛だったことが明らかになっています。

総取組高は45万枚台まで減少しておりどちらにも動ける状態に・・・。来週の米FOMCでの年3回から年4回の利上げ引き上げペースとなるか？ECBで出口戦略の議論が進展するかどうかが焦点です。ボリンジャーは収束しており嵐の前の静けさか？予想レンジは1,310～1,290ドル。


【東京金　日足】

ボラが低いので判断が難しいところですが、MACDとシグナル線がクロス、新値足が転換しかけています。新値足転換値は終値で4,573円。ただ雲に沿って下がっていた遅行線は上昇してきていますが、4,600円付近に実線の抵抗があるとみられ、先走った見方はできないと考えています。ここで止まれば戻りの急所に・・・。現在ポジションは売りで見ておりますが、転換を迫られるかどうか・・・。予想レンジは4,590～4,540円。

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