金 きっかけはドル高

今日は更新が遅くなってしまいました。

お伝えしているように米1月雇用統計の平均時給の伸びを受けて利上げペースが加速するとの見方が強まりました。米長期金利（10年国債利回り）は2.8％を超え、株式市場はこれを嫌い急落。ドル円は110円に乗せ、ドル高によりドル建てコモディティは全面安。

【NY金　日足】

インフレ懸念が強まり上昇してきたとの評論も多く目にしていましたが、やはりETF残高や総取組高を見る限りではそれを裏付けるものはありませんでした。株式市場と同じように下落し、積み上がっていたロングポジションが整理された動きとなりました。CFTCでは1/30現在で買い越し枚数が縮小しており6週連続の拡大傾向がストップ。総取組高は2/1現在で548,982枚まで減少。明らかに上昇一巡後の調整安場面と判断しています。一時1,330ドル（2月限）も割り込みましたが、完全にはまだ崩れていません。1365.4ドル（1/25）を目先天井と判断した場合、週間レポートではお伝えしましたが、調整安は38.2％で1316.85ドル、50％で1301.8ドル、61.8％で1286.8ドルとなります。予想レンジは1,345～1,320ドル。


【東京ドル円　日足】

10日移動平均線の109.68円を上抜けドル高加速。もちろん米雇用統計を受けてでしたが、兆候は出ていたのかもしれません（結果論ですが）。戻り38.2％、50％、61.8％を意識して見ています。


【東京金　日足】

上値は切り下がっており心理的には弱気となりやすくなっています。ドル円次第となりますのでドル建て価格とドル円がどこまで調整されるか・・・？先日の国内安値4,653円（1/30）は50％押しとなり既に国内では先行して調整しています。今週は安値模索の流れと見ています。ただ今週下げきらないと一目均衡表の雲は上がってきます。予想レンジは4,730～4,640円。

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