商品先物取引　「切り札をさがせ」: 憶測分かれる年内利上げとＦＲＢ議長後任人事

おはようございます。

米株式は企業業績への期待感から続伸し、最高値2日連続更新。ＮＹダウは前日比42.21ドル高の22872.89ドル。ドル円はマチマチの動きで112円台の半ば。しかし、ドルインデックスは異なった動きとなっています。昨晩は米連銀総裁らの講演やＦＯＭＣ議事録公表があり、年内利上げについて意見がわかれることになりそう。ＦＯＭＣメンバーであるエバンズＮＹ連銀総裁は「インフレが低い」「12月利上げの予想は時期尚早」と述べています。ジョージ・カンザスシティ連銀総裁、ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁は年内利上げが妥当と受け止められますが、ＦＯＭＣ議事録では多くのメンバーが低インフレが一時的な要因のみではないと懸念を示し、何人かのメンバーは低インフレが続かなくなるまで利上げは先送りするべきと指摘しており、ＦＯＭＣ内でも年内利上げについては賛否が分かれているようです。米長期金利は小幅低下となり米10年国債利回りは2.35％。

気になる次期ＦＲＢ議長のイスについて、ＷＳＪ（ウォールストリートジャーナル）紙ではケビン・ウォルシュ氏が最有力と報じている一方、別の米政治専門紙ではムニューチン財務長官がパウエル現ＦＲＢ理事を推薦していると報じています。また今週トランプ大統領と米スタンフォード大学のジョン・テーラー教授が面談する予定との報道もあり、様々な憶測が飛び交っています。

今朝の米ＦＥＤウォッチでは12月利上げ予想86.7％。

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