米経済成長鈍化の陰り

おはようございます。

米株式は堅調な企業業績を背景に5日続伸。ＮＹダウは前日比72.80ドル高の21963.92ドル。利上げペースが緩やかに考えられていることが下支えの要因となっていますが、昨晩発表された個人消費などでは成長が鈍化、米自動車販売も前年比7％の減少。ドル円は一時110円を割り込む円高ドル安の動きとなりましたが、抵抗を見せ110円台前半の推移。米長期金利は低調な経済指標から債券売りが反転。米10年国債利回りは2.25％。

米ＦＥＤウォッチの追加利上げ予想9月1.4％、12月47.0％、3月47.3％。


【ＮＹ金　日足】

 買戻し主導の流れが続いていると見られますが、総取組高は直近安値からは6万枚ほど減少してきていますのでほぼ買い戻しは一巡してきていると推測されます。1,280ドルを超えたところには昨年7月からの上値抵抗線が待ち構えており、突破するには更なる地政学リスク、政局リスクが必要か・・・。予想レンジは1,285～1,260ドル。


【東京金　日足】

東京では4,500円以上では一般投資家の手仕舞い売り圧力が強く、特に日中立会いではその動きが顕著です。このまま想定外の材料などが出ない限り、やはり今回も同じく更なる上昇の可能性は低いと思われます。今月8月24日から開催されるジャクソンホールでのシンポジウムにかけては欧州緩和縮小観測が浮上してくる可能性もあり下押し場面も警戒。予想レンジは4,520～4,470円。


【東京白金　日足】

米自動車新車販売ではトヨタ以外ほぼ全滅。7ヶ月連続で前年比を割り込んでおり米国での自動車販売は頭打ち。経済成長の頭打ちという可能性も高くなってきているのでは・・・。納会月のため整理商いで一時的な動きがあるかもしれませんが、「白金」を取り巻く環境は厳しくなっています。予想レンジは3,360～3,300円。


【東京ドバイ原油　日足】

 頭抜け出したところで反落。順張りはいつも足を引っ張られます・・・。減少が予想されていた米週間原油在庫は米石油協会（ＡＰＩ）発表では、予想に反し前週比180万バレルの増加。ただ中勢には変化はないと判断しています。予想レンジは36,500～34,500円。


【東京ゴム　日足】

 米国自動車販売の低調が下げた要因か？見方は変わらず買い目線。


【東京とうもろこし　日足】

作柄が改善した「大豆」に引っ張られた動きか・・・。シルキングが8割方終えているため「大豆」主導の動きの可能性があり、作柄が低下していたにもかかわらず作柄が改善した「大豆」の影響を受けてしまったとみられます。ＦＣストーン社は10日に発表されるＵＳＤＡで単収が170.7busから162.8busに下方修正される予想を示しています。

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