地政学リスク後退も一巡

おはようございます。

トランプ大統領がFBI長官を解任したことが波紋を呼んでいます。ニクソン大統領のウォーターゲート事件に絡む解任劇を重ねる見方も多く黒いベールが見え隠れ・・・。

米株式は3日続落。小幅な下げ幅ですが、NYダウでは一時140ドル安まで下げた場面も。NYダウは前日比23.69ドル安の20919.42ドル。ドル円はドル高円安の上昇ペースに警戒感もあり114円を割り込む動き。米長期金利は低下。米10年国債利回りは2.39％。


【NY金　日足】

 5/11時点のSPDR金ETF残高は3日横ばいで増えもせず減りもせず。地政学リスク後退による下げも一巡しているように思います。5/10現在の取組高も42万枚台まで減少しましたので取り崩し的な下げは限定的と判断します。ファンダメンタルズで言えば来週はイランの大統領選挙が控えており、米政権の不透明感からも不安要素が強まってくることが予想されます。予想レンジは1,245～1,220ドル。


【東京金　日足】

じんわりと下値を切り上げている流れ。ドル建て低迷の動きの中ドル高円安により押し上げられてきた形です。ただドル高にも警戒感が出始めており、今後はドル安円高NY金高の流れへと変化していきそうです。連休前の4500円台は回復する流れと予想しています。予想レンジは4,510～4,450円。


【東京白金　日足】

 ドル高の流れが鈍化してきている中で南ア通貨ランドも対ドルで上昇し下げ圧力が薄れています。目先NY900ドルは下値とした動きになっている様子。自律反発の流れとみています。予想レンジは3,425～3,350円。


【東京ドバイ原油　日足】

 ここ数ヶ月目新しい材料がなく、需給緩和による売り圧力とOPEC協調減産期待の下支えの攻防。来週イランの大統領選挙があり、現職の保守穏健派ロウハニ師が優勢とされていますが宗教的最高指導者ハメネイ師は強硬派のライシ師を推し進めている様子で波乱の可能性も。予想レンジは36,500～34,500円。


【東京ゴム　日足】

 非鉄金属の銅が昨日急騰し反落の動き。連休後下落からの反発の動きも見え隠れしており、ゴムそのものよりも中国商品市況全体の流れによる連動の動き。


【東京とうもろこし　日足】

シカゴではレンジを上抜けられず反落。円高も重なりやや調整色が濃い動きに。

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