商品先物取引　「切り札をさがせ」: トランプ氏発言に注目

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おはようございます。

国内も3連休を終え、正月ムードももう終わり・・・。

米国では年末年始、結局ダウ20000ドルはまだ達成できず。11日本日には大統領選挙後初のトランプ氏の記者会見がNYトランプタワーでおこなわれる予定です（日本時間25:00～）。ツイッターなどで過激なコメントを一方的に出すなか、待ちに待った会見で市場関係者は内容を見極めたいとする姿勢が多いようです。昨晩の米株式は様子見ムードや原油安から続落。NYダウは31.85ドル安の19855.53ドル。米企業決算シーズンでもあり慎重な動き。ドル円はややリスク回避の動きからドル安円高で115円台後半の推移。米長期金利は決めて無し。米10年国債利回りは2.38％。

【今週の予定】

1月9日（月）祝日	＜国内＞日本市場休場「成人の日」＜海外＞中国12月消費者物価指数(10:30) 中国12月生産者物価指数(10:30) 独11月鉱工業生産(16:00) アルコアなど決算発表
1月10日（火）	＜国内＞ 12月消費動向調査＜海外＞米3年国債入札米オバマ大統領演説
1月11日（水）	＜国内＞ 11月景気動向指数(14:00) 30年国債入札＜海外＞トランプ次期米大統領記者会見予定(NY) 米10年国債入札
1月12日（木）	＜国内＞ 11月国際収支(8:50) ＜海外＞ BOE金融政策委員会米新規失業保険申請件数(22:30) 米12月輸入物価指数(22:30) 米30年国債入札イエレンFRB議長講演
1月13日（金）	＜国内＞ 12月マネーストック(8:50) オプションSQ ＜海外＞中国12月貿易統計米12月小売売上高(22:30) 米12月生産者物価(22:30) 米1月ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】(14日 0:00) バンカメ、JPモルガン、ウェルズファーゴなど決算発表

【NY金　日足】

今年に入りトレンドが形成されてきました。緩やかな上昇の背景は年末の売り込みのショートカバー。加えて中国、インドの実需買いの復活が言われ出してきています。おそらくETF残高の増加が見えだし、人気に拍車がかかることが考えられます。大統領選挙後の下落の1/2戻りが1230ドル前後。今週は1200ドルまでと見ますが、ベクトルは上方向。予想レンジは1197～1172ドル。

【東京金　日足】

東京は因果玉となっていた4400円以下の買い玉の値洗いが回復しており、期中物を中心にやれやれの手じまいが散見されます。取組高も10日時点で83,211枚。一般的には取組増加と共に上昇すると考えられますが、長期持ち合いのなか昨年の上昇局面はほぼ全て取組高が減少しながら上昇しています。これは一昔と異なった現象で、市場のメインプレーヤーの変化が原因と思われます。つまり価格の主導権は一般投資家ではなく、市場の占有率が高いファンドが中心だからと考えられます。昨年初頭の上昇局面では80,000枚以下まで取組は減少しましたので、それを考えるとまだ上昇余地は十分でしょうか。昨年は日銀のマイナス金利導入といった材料もありましたが、それに匹敵する材料が出現するかどうか・・・。予想レンジは4410～4350円。

【東京白金　日足】

年初より急騰が続きます。昨年末まで貴金属がドル高に対して軟調でありましたが、その巻き戻しのなか、特に他の貴金属に対して割安感が出てきている流れと想定されます。チャートでも昨年からの上昇トレンドは崩れることなく継続されています。しかし、こちらも「金」同様に国内取組高は減少の一途。昨年戻り高値3619円（9/7）を達成し、3800円台を目指す流れに。その前に押しが入るか・・・。予想レンジは3650～3550円。

【東京ドバイ原油　日足】

こちらは調整局面入りに。昨晩の米石油協会（API）発表の米週間原油在庫は前週比150万バレル増加の4億8430万バレル。前週末に米リグ稼働件数も10週連続増加しており圧迫要因になっているようです。

米エネルギー情報局（EIA）の1月短観では

世界の需要見通し　2017年　日量9720万バレル（前月比+21万バレル）
　　　　　　　　　　　　2018年　日量9871万バレル（前年比151万バレル）
世界の供給見通し　2017年　日量9753万バレル（前月比+11万バレル）
　　　　　　　　　　　　2018年　日量9886万バレル（前年比133万バレル）

NYでは持ち高調整があってしかるべき。想定内の調整。予想レンジは39800～38000円。

【東京ゴム　日足】