商品先物取引　「切り札をさがせ」: 年末相場へスタート

おはようございます。

今週から先週の米国感謝祭を終えて年末ラリーに入ります。「トランプオン」の相場が続くのかどうなのか・・・。前哨戦となるブラックフライデーではやや低調だったようですが、昨年に比べ実店舗からオンライン店舗へのシフトが見られるとのこと。今までのデータ分析のも変化があらわれます。

【今週の予定】

11月28日（月）	＜海外＞米サイバーマンデー
11月29日（火）	＜国内＞ 10月失業率･有効求人倍率(8:30) 10月家計調査(8:30) 2年国債入札＜海外＞米7-9月期GDP【改定値】(22:30) 米11月CB消費者信頼感指数(30日 0:00)
11月30日（水）	＜国内＞ 10月鉱工業生産(8:50) 臨時国会会期末（延長予定）＜海外＞インド7-9 月期GDP(21:00) 米11月ADP雇用統計(22:15) 米11月シカゴ購買部協会景気指数【シカゴPMI】(23:45) 米10月中古住宅販売仮契約(1日 0:00) 米地区連銀経済報告書【ベージュブック】(1日 4:00) OPEC定例総会
12月1日（木）	＜国内＞ 7-9月期法人企業統計(8:50) 11月新車販売台数(14:00) 10年国債入札＜海外＞中国11月製造業PMI(10:00) 中国10月財新(Caixin)製造業PMI(10:45) 米新規失業保険申請件数(22:30) 米11月ISM製造業景況指数(2日 0:00) 米11月自動車販売台数
12月2日（金）	＜国内＞ 11月マネタリーベース(8:50) ＜海外＞米11月雇用統計(22:30)

CFTC建玉明細は先週休日があったため発表が遅れます。

【NY金　週足】

先週は1140ドルまでの下値を予想していましたが届かず。ドル高・株高のなかで「金」は人気離散の傾向が取組高・ETF残高に顕著にあらわれています。今週からいよいよ年末ラリー。急ピッチな物価上昇期待もあり金利見通しも上昇しており、12月利上げ後は来年3回の利上げが必要との声も出だしております。週末12/4の日曜日には憲法改正についてイタリア国民投票が控えており今週の動きは試金石。予想レンジは1230～1140ドル。

【東京金　週足】

週足では中心線が上値の抵抗ラインとなっており重たさが残ります。取組高も90000枚割れ目前まで減少してきました。ただここからの下げ局面では投げ打つ投資家は少なくむしろ逆張りで買い拾う手口が予想されますので下値は限られてくると考えます。安値はドル高NY金安の局面か・・・。予想レンジは4330～4190円。

【東京白金　週足】

同じ白金族「パラジウム」とは真逆の展開。『ドル＝パラジウム』と『ユーロ＝プラチナ』の解釈によるものなのか・・・。NY相場では直近安値を下回り900ドル割れの可能性は十分あり。国内は「金」価格に依存しやすくまだ下値探りの展開を予想。予想レンジは3380～3200円。

【東京ドバイ原油　週足】

30日のOPEC総会を前に予定された非加盟国会合にサウジの参加がなく、またロシアも参加しないことが伝えられ、OPEC総会での協調減産に不透明感が出ています。各要人の発言が物議を醸しだしますが、結局は蓋を開けてみないことには判断できず。しかしチャートは準備態勢か・・・。総会の決定事項次第ではNY50ドル突破の可能性も視野に。予想レンジは36300～30200円。

【東京ゴム　週足】