貴金属崩れ

おはようございます。
春雨続きでせっかくのお花見日和がありません。わたしたちは天気を恨みますが、桜は雨風を恨みません。自然は自然に。


米FOMC議事録要旨で4月追加利上げについて議論されていたことが明らかになりました。しかし、早期利上げ観測が再燃することもなく、市場の注目は来週からの1-3月期決算発表に向いています。米株式は原油在庫の減少で上昇した原油価格からエネルギー株中心に買われ前日比112.73ドル高の17716.05ドル。ドル円はさらに円高ドル売りが進行。FOMC議事録で「タカ派」的な内容が期待されていましたがそれほどのものではなく、また日本の安倍首相の為替介入に消極的な発言が市場から介入警戒を取り除いており109円台に突入しています。米10年国債利回りは1.76％。


【NY金　日足】

レンジ内の動きですが、引き続き上値が切り下げられている展開。「タカ派」的な内容はほぼ織り込まれていた様子で昨晩は小反落の動きでしたが、買われる要因も乏しくなってきています。1200ドル割れが現実的になってきています。予想レンジは1245～1190ドル。


【東京金　日足】

ドル円の重たさもありますが、国内金でトドメを刺すのは『円高』の可能性も高まってきました。安倍首相の発言から介入警戒感は薄れておりそこにつけこむ投機的な動きが出ています。日銀金融政策決定会合は4/27・28となっており、催促相場の展開になるかもしれません。ベクトルはまだ下を向いていると判断しています。予想レンジは4370～4180円。


【東京白金　日足】

抵抗帯と考えていた3360～3330円を下回りました。完全に予想が外れました。3325円（2/26）を意識できますが、テクニカルでは4/4の足で既に売り線が出ており、ここまで下げたことによりこの下げがダマシとなる可能性は低くなってしまったと考えます。更に下値を警戒して対応することが必要と判断します。予想レンジは3400～3250円。1/12の時間足窓を意識しています。


【東京ドバイ原油　日足】

 米エネルギー情報局の原油在庫は前週比490万バレル減の5億2990万バレル。原油在庫の減少をきっかけに反発。17日の産油国協議への思惑、中国経済指標の改善も重なり反発しました。まだ方向感は読みづらいところ。予想レンジは26900～24100円。


【東京とうもろこし　日足】

 先限つなぎ足で安値横ばい。天候相場入りのためどうしても買い人気に根強いものがありますが、買い上げる力は現在ないと考えます。当然今後の天候次第。しかし、買い方は『順ザヤ』というハンデを背負いながら数ヶ月闘っていくことになります。

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